年を取る

誠に私事ながら、本日、ひとつ年を取った。
「年を取ってしまった」と書きたくなるところだが、ネガティブに捉えたくないので、頑張って「年を取った」に留めた。
とはいえ、誕生日が嬉しいと思った時代はとうの昔に過ぎてしまっている。今は、この世に生み出してくれた両親と、支えてくれている全ての人に感謝する日だなと実感をもって思っている。
なので、以前「おめでとう」と言ってくれる人に「そんなめでたい年じゃないけどね〜」と言っていたのを止めて、日頃の感謝もこめて「ありがとう」ということにしている。

自分の年齢を改めて認識するとき、ひょえ〜という気持ちになってしまうのは、加齢による衰えに対する嘆きがあるからと考えると、誕生日はいつまでも無理はできないのだぞという自戒の日とも言えるかもしれない。
体は丈夫な方なので、ついつい力尽くでやってしまいがちだが、もう◯歳だぞ…と思うと、もう少し止まることも考えて、知恵を使って進む必要があるんだぞ、みたいな。

また衰えといえば容姿に関してもそうで、シワが増えたりすることに恐れはないけれども、身だしなみを更に気をつけなければと思う。
若くて溌剌としている時に少々だらしなくても許されても、年を取るとだらしないと本当に疲れて、みずぼらしく見えるような気がする。
だから、意識して清潔感を維持しないといけないなと自分を省みるのだ。

とネガティブな文章が続いてしまったが、今が最高に楽しいと思っている今日この頃である。
やりたいことがあるという幸せと、それに邁進することが許される時代に生きている幸運には感謝しかない。
ま、逆に考えると、普段を楽しく過ごしているので、年を取った日くらいは、上記のような今後に向けた注意事項に目を向けるべきなのかもしれない。

なんて、こんなとりとめないことを誕生日に思ったのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?