あさぬまえりな

絵描きになろうと、意を決して退職。 その道のりは遠いなか、美術館行ったり、旅行いったり…

あさぬまえりな

絵描きになろうと、意を決して退職。 その道のりは遠いなか、美術館行ったり、旅行いったり、日々思うこともなどを綴っています。

最近の記事

でもお家時間は大好き

Netflixで“How to get rich”を観て、これを機にまったく興味がわかなかったけど絶対考えた方がいいお金について、ちゃんと向き合おうと思い、その番組に出ていたラミット・セティの本を読んでみることにした。 そうしたら、実践するためのワークブックがあるではないか。 英語版しかないけれど、英語の勉強がてら買ってみたのだった。 購入して早2ヶ月。 全然読み終わる気配がない。 因みに英語のせいではない。 なんと「理想の家を思い描いてみよう」というところで止まっている

    • やるせない気持ち

      今日も美術館の監視員のバイトが入っており、10時から6時まで、途中30分休憩が2回入りつつも、ずっと立ちっぱなしだった。 美術館によっては監視員が座っているイメージがあるだろうが、私が勤務している所は立たなければならない。 大好きな絵に囲まれて立っているので、そこまで不満があるわけではない。 が、不満がなくたって足がめちゃくちゃ疲れるのは変わらない。 6時に終わり、美術館最寄りの駅まで約20分歩けば、足は完全に棒である。 そんなわけで本日も座って帰りたく、電車を一本見送っ

      • 春の散歩

        世間では昨日からゴールデンウィークが始まったのだろうか。 ゴールデンウィークは特に遊ぶ予定はなく、むしろ美術館の監視員のバイトを入れているのだが、本日はシフトに入らずお休み。 地元の図書館まで散歩を兼ねて歩いてきた。 住んでいる所のいいところは、そこそこ自然に囲まれているところ。 山の裾野で、川が流れている。 住宅街の割には散歩に気持ちいい所である。 最寄り駅までバスに乗らないといけないのは不便といえば不便だが、歩くと30分という歩けなくはない距離なので、運動も兼ねて時々歩

        • 妄想美術館

          4月に始めた美術館の監視員のバイト。 初めてということでやる気を出し、シフトをどんどん入れてしまったがために、連日のように入っている。 それはそれで楽しいのでいいのだが、お客様を眺めながら、こんな美術館あったらいいな〜と妄想膨らませるときがある。 因みに、勤務している美術館は新しく、個人的にとっても好きな美術館なので、文句があるわけではない。むしろここで働けてすごく嬉しいですと思っている。 どんな美術館を妄想しているかというと、壁が可変で、スイッチでゴゴゴゴゴ…と壁が下にず

        でもお家時間は大好き

        マガジン

        • 心にうつりゆくよしなしごとを
          50本

        記事

          作品紹介:ペット肖像画

          前記事に引き続き、作品の紹介です。 以前、note上でもご紹介したことがあるのですが、先日めでたくご依頼主様に納品できたので記念(?)も兼ねて改めてご紹介です。 前職の同僚が注文くださり、初オーダー作品となりました。 ビションフリーゼとトイプードルのMIXということで、ものすっっっごく可愛いワンちゃん。 残念ながら実際には会ったことがないのですが、次々に送られてくる写真や動画に「かわいい~~~」とメロメロになってしまいました。 おすまし顔よりも笑っているような表情が気に入

          作品紹介:ペット肖像画

          作品紹介:藤娘

          以前、「無理やり描き終える」というタイトルでご紹介した《藤娘》という作品ですが、グループ展に応募したところ審査が通ったので、めでたく来月、東京のホテルにて展示されることとなりました。 また詳細が分かりましたら共有させていただきますが、ちょっとだけ手も加えたので、改めてこの作品の紹介をしてみようと思います。 「藤娘」といえば、日本舞踊の中でも最も有名な演目のひとつでしょう。 大きな藤を背景に可憐な藤の精が踊るという演目です。 元々、「大津絵」と呼ばれる民族絵画の画題に、黒の塗

          作品紹介:藤娘

          時間を溶かした一日

          今日は久しぶりに予定が何もない1日だった。 前々から、朝はゆっくり寝て、起きたら掃除、続けて制作をしようと計画していた。 が… 朝、ゆっくり起きた後がいけなかった。 何気なく「何時だ…」とスマホを握ったのが最後。 なんとなくSNSを立ち上げ、なんとなくショート動画を見て…としている内に、あっという間に数時間経っていた。 本当に数時間。 ショート動画は、自分にとって毒としか考えられない。 まったくやめられなくて、ずるずると見続け、気付いたら貴重な時間を失っている。 しかも見

          時間を溶かした一日

          短編:夕陽の絵の話

          (毎日、エッセイのようなものを投稿していましたが、遂にネタが尽きたので、小説のような童話のようなものを書いてみました) 夕陽の絵の話《夕陽》は日本画の巨匠が描いた絵のひとつです。 ただ他の絵と違うのは、繊細で美しい花鳥画で有名なその画家の絵では珍しく、まるで子どもが描いたような単純な絵ということ。 水平線がほぼ画面の真ん中に引いてあって、海と太陽が描かれています。海には乱雑に描かれた波線があり、太陽もぐるぐるっと赤く丸く描かれているだけ。画家の印がなければ、その画家の作品と

          短編:夕陽の絵の話

          本日は「アースデイ」

          Googleのロゴマークで知ったが、本日、4月22日は”アースデイ"らしい。 Googleを開くまで知らなかったアースデイだが、環境のために何かしたい、もしくは逆にあえてしないということは、できるだけ常に気に留めていることである。 必要なものが出てくれば、できるだけ環境に配慮して作られた物を選ぶようにしているし、不要な物は買わないようにしている。 ジャンクフード好きとしてはとっさに食べたくなる時もあるが、ファストフード絶ちは今のところ継続できている。 先日食べ放題に行ってし

          本日は「アースデイ」

          年を取る

          誠に私事ながら、本日、ひとつ年を取った。 「年を取ってしまった」と書きたくなるところだが、ネガティブに捉えたくないので、頑張って「年を取った」に留めた。 とはいえ、誕生日が嬉しいと思った時代はとうの昔に過ぎてしまっている。今は、この世に生み出してくれた両親と、支えてくれている全ての人に感謝する日だなと実感をもって思っている。 なので、以前「おめでとう」と言ってくれる人に「そんなめでたい年じゃないけどね〜」と言っていたのを止めて、日頃の感謝もこめて「ありがとう」ということにして

          Happy Birthday to Us!

          社会人になって知り合った友人で、ソウルメイトかと思うくらい、会った途端に仲良くなった子がいる。 趣味嗜好がまったく一緒というわけではないが、楽しむポイントが一緒なのか、妙に波長が合い、二人でいればどんどん面白いことを思いつき、楽しく過ごせる仲なのだ。 彼女の方は結婚し、子どももできたので、以前ほど頻繁に会うことはなくなったのだが、私たちには外せないイベントがあるのだ。 それが誕生日! なんと、二人の誕生日は2週間違いで、真ん中バースデーをするのが慣行となり、今年もきっかり真ん

          Happy Birthday to Us!

          愛すべき運転士さん

          最寄り駅までバスを乗るのが通常な距離に住んでいるので、よくバスを使っている。 大体乗りたい電車のぎりぎりのバスに乗っているので、また待ち合わせぎりぎりの電車に乗る予定をしているので、一番前に立つことが多い。 運転士さんによって、ゆっくり安全運転される方や、なかなか右折しない方もいて、やきもきする。 まっすぐの道で、車がまったくない時などは、心の中で「いけーーーーーー!!!!」と叫んでいる。 が、もちろんのこと、運転士さんはそんな私の心情などおかまいなしで、安全運転で運行され

          愛すべき運転士さん

          映画「オッペンハイマー」を観た話

          先日、映画「オッペンハイマー」を観に行った。 アカデミー賞をいくつも受賞したというだけではなく、実際に原爆を落とされた国に生まれ育った身として、どのように原爆が作られ、落とされたのかを観るべきではないか、という思いから絶対観に行くと決めていた映画だった。 その割には下調べもせずに突撃したわけなのだが、その結果というのか、観終わった後の感想は「つっかれたーーー」という身も蓋もないものであった。 仕事帰りのレイトナイトショーで観るものではなかった。 そしてそんなに疲れたのに、

          映画「オッペンハイマー」を観た話

          突然人に会う

          あまり人付き合いが良いとは言えない性質のため、せっかくどこかで知り合っても、いつの間にか音信不通になってしまうことが多い。 街角でふいに誰かに会うのも苦手で、あっと見つけるとさっと隠れてしまう。 ずっと親交が続くかは相手のマメさにかかっているという、残念な自分の交友関係なのだが、最近はSNSで緩くつながっていられるためありがたく感じている。 今日はその恩恵にばっちりあずかることになった。 インスタをやっている流れで、なんとなく始めたThreads(インスタからの圧に負けたと

          ツバメの季節に思い出すこと

          今年もツバメがやってきた。 最寄り駅に着くと、高速で飛び交う姿が見かけられるようになり、駅の中でもツバメの鳴き声のようなさえずり(姿が見えなかったが多分ツバメ)が聞こえるようになった。 そんな時に思い出すのは、はるか昔の小学校1年生の時のこと。 当時、絵日記の宿題でツバメのヒナのことを書き、ツバメの絵を描いたのだ。 絵日記は好きだったので嬉々として書いていたはずなのだが、ツバメの絵を描く時に大失態をおかしたのだ。 ツバメの形、色の構成は分かっていたが、赤色を間違ったところ

          ツバメの季節に思い出すこと

          年相応って

          昨日、日本舞踊のお稽古に行ったら、いつもは違う曜日に来られているお弟子さんがいらした。 その方は長年美容師さんをやってらしただけあって、おしゃれできれいな方である。 ざっくばらんなお稽古場なので、お稽古の合間は雑談になる。 その方が最近ときめいたという話をされていて、「こんなおばあさんが恥ずかしいわ〜」みたいなことを言われたのを、いくつになってもときめき大事!という話になった。 その流れで、その方が 「テレビの事故とかのニュースで『80歳のおばあさんが〜』とか言われると、ひ