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春の散歩

世間では昨日からゴールデンウィークが始まったのだろうか。
ゴールデンウィークは特に遊ぶ予定はなく、むしろ美術館の監視員のバイトを入れているのだが、本日はシフトに入らずお休み。
地元の図書館まで散歩を兼ねて歩いてきた。

住んでいる所のいいところは、そこそこ自然に囲まれているところ。
山の裾野で、川が流れている。
住宅街の割には散歩に気持ちいい所である。
最寄り駅までバスに乗らないといけないのは不便といえば不便だが、歩くと30分という歩けなくはない距離なので、運動も兼ねて時々歩いている。
そんな時に、歩くのに楽しい環境でよかったなと思うのだ。

図書館までは更に電車で一駅だが、歩くともう少し短い距離で行けるので、最寄り駅に育よりはちょっと遠いくらいで、長い散歩という感じ。

今日はとにかく天気がよくて絶好の散歩日和だった。
ちょっと暑いくらいだったが、夏のようなギラつく感じではなく、ぽかぽかした、まだ優しい暖かさだった。
時折吹く風は涼しく、爽やかな気分にさせた。

垣根に植えられたつつじは一斉に咲き誇り、ピンクに輝いていた。
地域の人が世話しているだろう区画には、パンジーなどの色とりどりの花が咲き乱れている。
そうでないところは、黄緑から緑になりかけて葉っぱたちが威勢よくぐんぐん伸びており、その間にハルジオンの白い色や、タンポポの黄色や綿毛の白がちらちら見えている。
家によっては、藤の花のアーチができていたり、柵の隙間からコデマリやモッコウバラなどが見えて、家が花で飾られているようだった。

そういった花々のおかげか、風は甘い匂いがして、胸いっぱい空気を吸うと、なんだか幸せな気持ちになった。
ゴールデンウィークで皆出かけているのか、人がまったくいない道を歩いても、こうした花々が太陽の光のなか咲き誇っているので、にぎやかな感じがした。
気持ちの良い春の散歩で、よい休日となった。

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