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でもお家時間は大好き

Netflixで“How to get rich”を観て、これを機にまったく興味がわかなかったけど絶対考えた方がいいお金について、ちゃんと向き合おうと思い、その番組に出ていたラミット・セティの本を読んでみることにした。
そうしたら、実践するためのワークブックがあるではないか。
英語版しかないけれど、英語の勉強がてら買ってみたのだった。

購入して早2ヶ月。
全然読み終わる気配がない。
因みに英語のせいではない。

なんと「理想の家を思い描いてみよう」というところで止まっているのだ。
そこで改めてしみじみと感じたのが、自分は住む所に大したこだわりないよな…ということだった。
マイホームが欲しいだの、こんな家に住みたいだの、こんなインテリアにしたい…なんてものがいっさいない。
なんとなく一軒家は虫が出やすそうで嫌だなと思うし、広い家は掃除が大変そうで嫌だなと思っているくらい。

だからといって家にまったく興味がないわけではない。
「ELLE DECOR」を眺めるのは好きだし、レトロな洋館や昔の家を訪れるのも好き。

ではなんで自分の家となると興味がいっきになくなるんだろう。
つらつら考えた時に、いくら素敵なインテリア・家を見ても、自分には到底維持できないだろうなという諦めを持っているからだと気付いた。

片付けということが殊の外苦手な自分としては、どんなにきれいな家に住んだところで、すぐに散らかり放題になってしまう気がしてならない。
あまりに雑然とした部屋がデフォルトになりすぎて、むしろ整然と片付いていたら落ち着かないレベルになっている。
小さい頃から親から口すっぱく「部屋を片付けなさい」と言われても治らなかった習性なので、それこそ小さい頃から、素敵な家に住む自分がイメージできなくなってしまっているのかもしれない。

と書くと、すごい汚部屋に住んでいるように聞こえるだろうが、自分の名誉のために言うとゴミにまみれている訳ではない。
学生時代に遊びに来る友人たちには「雑然としているけど不潔感はない」という評をもらったくらいである。

と、ネガティブな話が続いたが、この家に執着しない習性にもいいことがある。
どの土地にでも割とすんなり適合できることだ。
イギリスでの学生生活中は、家の更新が一学年ごとなので毎年引っ越ししていたのだが、それも苦ではなかったし、突然東京に転勤になってもすぐに順応したし、1ヶ月以上ブラジル出張になってもホームシックにもならず暮らしていた。

もしかしたら根無し草が合ってるかも…
なんてかっこつけてみるのだった。

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