X-MEN:ダークフェニックス(ネタバレと感想)

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こんにちは、nkjmです。
さっそく、公開初日に『X-MEN DARKPHOENIX』見てまいりました。

この…視聴後の…クソデカ感情、一人で見に行くとなかなか抑えられないですよね。視聴後すぐに、カフェに駆け込んで走り書きました。
(かといって、誰かと見に行っても、「やばい…」以外の語彙力を失ってしまうので、そこまで変わらないのですが…)


勢いで冒頭から駆け出しましたが、nkjmは何を隠そうX-MENシリーズの大ファンでして、公開日を遠足前の子供のように楽しみにしておりました。


以下に視聴後の感想を書き綴ってまいりますが、もちろん内容の核心に触れる部分もございますので、※閲覧はご自身の責任でお願いいたします。

(X-MENシリーズの基本的な内容解説などはしておりませんので悪しからず。)





まず、私が一番好きな、チャールズ・エグゼビア(プロフェッサーX)
登場シーンふさふさや!よかった、マカヴォイ演じるチャールズはスキンヘッドがかなり板につき、もはや髪の毛がある方が違和感がありますね。

ちなみに、前作で悲しいハゲ()の理由が明らかになり、なかなかハゲをネタにしづらくなってしまいました。


でも、本作品での彼はというと…、サイコハゲ、クソハゲ、マッチポンプハゲと、なかなか弁明のしようがないレベルでやらかします。


途中から、「あれ、これはX-MEN?チャールズなの?スプリットのケヴィンじゃなくて…?」と思ってしまうほどのチャールズのサイコっぷりに驚かされます。
(これは、スキンヘッドのマカヴォイ=サイコパスみたいな方程式が私の中にあるだけかもしれない)


チャールズはミュータントの平和(自身の保身)のために政府から受けた依頼をこなすのですが、まぁその横暴っぷりはクソ上司といったところでしょうか、参謀としてX-MENを使いつぶします。

そして、とあるアクシデントでジーン・グレイ(フェニックス)の身に危険が及ぶのですが、それでもお構いなしにミッションを遂行させました。

ここに不満を持ったのが、ジェニファー・ローレンス演じるレイヴン、危険にさらされた仲間たちのためにチャールズにキレかかります。
ぶっちゃけ、いいぞ!もっとやれ!と思いました。

「ジーンが死んでたかもしれない!」
「あぁ、でも今生きてる」
(うろ覚え)

このやりとりは、トリハダものですね。やっぱりチャールズじゃなくてケヴィンだった?


サイコパスの片鱗を見せたチャールズ、もとい、無能ハゲ、ここから更なる悪行が白日の下になっていくのです。

なんと、ジーン・グレイの記憶を操作していたことが発覚します。
その事実を知ったジーンは、自身のルーツを辿るために家出をするのです。
そこで、俗にいう「闇落ち」が待っています。

(余談ですが、「闇落ち」ってなかなか好きな言葉なんですよ。味方が最大の敵になるのって、すごく燃える展開だと思います。
私の記憶に新しい闇落ちといえば、ドラマ『アンブレラアカデミー』のナンバー7ことヴァーニャ、彼女闇落ちして、なぜか目の周り真っ黒になりましたよね。表現がわかりやすすぎて正直笑いました。)


映画に話を戻すと、このサイコハゲ、都合が悪くなると酒に走るんですよね。昔から変わりません。クズの典型かと…
自身は周囲から慕われることを生きがいにしているようですが、自分が頼るのは酒!よくねぇです、これはダメ人間。


お忘れなきようこの辺でもう一度断っておきますが、チャールズ・エグゼビア、nkjmが一番好きなキャラクターです。すみません!


あと、素晴らしいのがアクションシーンです。
多彩なミュータント能力で行われる派手な戦闘シーン、X-MENシリーズでは抜きにはできませんね。鳥肌と涙がとまりませんでした。

しかし残念だったのが、nkjmが大好きな俳優、エヴァン・ピーターズ演じるクイックシルバーが序盤で戦闘不能になり、目立った活躍を見られなかったことです。彼は戦闘シーンでのコメディー担当なので、どんな斬新でおもしろい戦いがみられるのかなと期待に胸を膨らませていましたが、単に能力を生かしただけの普通な戦闘でした、戦闘にすらなってない、かませ犬に使われてましたね…。


そんなクイックシルバー抜きでも、本当に圧巻の戦闘シーン満載でした。ストーム姉さん(勝手にそう呼ばせてもらってます)も、サイクロップスもビーストもナイトクローラーもかっこよかった。それぞれに見せ場があって、余すところなく魅力と強さが発揮されています。

ここまで、まだアイツが出てきてませんね?
わかってます、あいつ、否あのお方、エリックのことを忘れるわけがない。チャールズの旧友であり好敵手でもあるマグニートーことエリック。
今回もチャールズとは雨降って地固まるといった具合で抜群の共闘がみられます。


エリックが菜園のある平和な島で暮らしているのにはほっこりしましたが、やはり本質は変わっていない、今回も愛する人を失った悲しみに駆られて、ジーンへの復讐に立ち上がります。

マグニートーと言えば、あのマスクがみられるのファンとしては胸熱ですよね(マスクのしまってある場所はなかなか突っ込みどころありましたが)

敵も味方も仲間もライバルも、全てを含め状況が二転三転しますが、最後は
「ヒューマンエラーに愛された男、チャールズ」
に落ち着いたのがnkjm的結論でしょうか。でもこのマッチポンプクソハゲ(パワーアップした)のおかげで、失われたものもあれば、新たに得られたものもあるのです。そう考えると、一概に悪いとは言えません。


最後のシーンは、想像がついていても感動してしまいました。あえてどうなったかを明言しないのは、ぜひ皆さんにホンモノを映像で見てほしいからです。単なる喪失感で終わるのではない、次へつながるステップと希望がちゃんと見えるような、良い終わり方だったのではないでしょうか。

血のつながりだけが家族じゃない、恋人同士じゃなくても愛は存在する。友情は永遠など、様々なテーマを伝えてくれる本作、X-MENシリーズの予備知識があったほうが楽しめることは間違いなしですが、情報なしでもだいたい話は分かると思います(そこは保証できません…笑)

気になった方はぜひ、鑑賞してみては!

映画公式サイト