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牛乳キャップの違いと資料的価値②

◯です。この記事は過去のブログで公開していた記事のリライト記事です。(2020/09/28の投稿)

前回の続き。


デザインの違い

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この秩父牛乳と秩父コーヒーは、彩の国牛乳と彩の国コーヒーに名称を変え、デザインが変更されました。

成分は両者同じです。が、秩父コーヒーのキャップの会社に注目。

(有)戸田乳業・販売者・秩父乳業(株)

の記載があります。

どうやら秩父牛乳は、製造委託を完全に戸田牛乳に切り替えて、のちに彩の国牛乳としてキャップを統一したのだそう。(参考:漂流乳業

こんな歴史を考察するきっかけにも、牛乳キャップはなり得るのです。


変わらないデザイン

ツカダ

これは、2000年初期と2020年入手の塚田牛乳の牛乳キャップです。

これまでのキャップとは違い、全く表記の違いが無いことがわかります。

それはつまり、ずっと変わらない美味しさで、ずっと安心であるということ。

いつもありがとうって感じてしまうような気持ちを思い出させてくれます。

進化を証明する牛乳キャップですが、ずっといいものとしての証明をすることだって牛乳キャップはできるのです。


資料的価値を持つ牛乳キャップ

たくさん牛乳キャップの違いを伝えていたら、結構長めな文になってしまいました。

このように牛乳キャップには、歴史や技術の進歩のあかしの記載があるんです。

牛乳の情報なんて、牛乳パックの側面や公式サイトに書いてあるよって声もあると思いますが、あの小さな円の中に、膨大な情報や資料を持っていると思うと、牛乳キャップってすごいって思いませんか?

牛乳キャップだけでなく、いろんなコレクションにも資料的価値はあると思います。

その価値を見いだすことができるのは、コレクター次第です。

みなさんも、自分の集めているものを今一度よーく、じっくりと観察してみてください。いろんな発見があるはずですよ。

○でした。ここまでご覧になってくれた方、本当にありがとうございました!


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