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自分の特性について。

わたしは小さい頃から、「人と違うな」と思うことが沢山あった。
小さい頃から自分とは何か、宇宙はどんなものなのか想像することが好きで、よく本を読んでいたり

人と関わることが苦手で、休み時間もドッジボールをして遊ぶより、図書館に行って本を読んだり絵を描いたりすることが好きだった。

そのため、体育の「二人組を作ってください」にとっっっても苦労した。


そして得意不得意もかなり激しい。
模試や学力テストでは、五教科のうち国語、理科、社会、英語はグラフがかなり広く
反対に数学は壊滅的で、項目がほぼ▲だった。
九教科でダメだったのは家庭科。そもそも楽しいと思えないから好きじゃないし、裁縫では居残りさせられていた。

人とは何か違うんじゃないか、自分だけこんな思いをしているのはおかしいと思い、メンクリに通い、発達の診断を受けることになった。
結果、診断には至らなかった。しかし、お医者さんからある傾向を告げられた。

これはお医者さんから言われた言葉で


宴さんは、得意なことと不得意なことが激しい傾向にあります。
不得意なことも成長していないわけではないけど、ただ、得意なことと比べると成長がとても遅いと言えます。

お医者さん

という言葉が今でも心に残っている。だが、この言葉は不得意なことを諦める理由になるのか?と考えた。

じゃあ不得意なことはせずに諦めればいいの?

諦められたら楽だけど、だからといって自分の特性を言い訳にして諦める理由にはならないでしょ?でも、苦手なものはやりたくないし……
と、ない頭をグルグル巡らせて考えたが、うまい反論が思い浮かばない。


最近、大学で先生にある言葉を言われた。


宴さん。どんな人にも得意不得意はあるから、そこは気にする必要はありません。
大切なのは、宴さんが苦手なものに直面した時に怯まないことです。
確かに、宴さんには苦手なものがあるかもしれません。でも、得意なことも沢山あるはず。苦手なもので自信をなくさないことです。

大学の先生


この言葉を聞いて、「あの時お医者さんが言っていたのはこういう意味だったのか!」と納得がいってスッキリした。
同時に、一つの生き方の例を提示されて、安心した気持ちになった。


発達の診断がある人でもない人でも、どんな人にもそれなりに苦労や苦手はあって、

大切なのはどのように生き方を選択していくかなのかもしれないと感じた。

不得意なことを乗り越えなければならない時、自分なりのやりやすい方法で取り組めばいいし、得意なことは思う存分楽しんで能力を発揮すればいい。

生き方に白黒つけずに、気持ち的にも体力的にも生きやすい方を選んでいこうと思えた。

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