「地球外少年少女」をみた【ネタバレ注意】

ネットフリックスで「地球外少年少女」をみました。まずは製作者のかた、おつかれさまでした。(何様だ)感想をインターネッツに漂わせたくなったので、駄文をかきます。一言でいうと「高校生未満の子供向けだな」という感想でした。悪い意味ではなくて。

https://chikyugai.com/

もともと、磯光雄さんの「電脳コイル」が好きで、新作の「地球外~」も1年以上前から楽しみしておりました。そのうえで冒頭の感想に至ったわけですが、その理由を自分が整理するために書きます。(なので、まとまりはないと思います)あと、すべての文章の頭に「個人の感想ですが、」が付きます。

◆電脳コイルのどこが好きだったか

前半の学校で戦うシーン(ロケットとかの表現がすき)、メガばあ(ハイテクな高齢者がすき)、設定が好き(電脳メガネについて子どもでも普通に使っている感じとかが好き)

逆に、後半からのシリアス展開などはあまり好きではありませんでした。磯さんはむしろここをやりたかったのだ、とかいう記事をみましたが、やっぱり内容が難しくてよくわからなかったです。

◆なぜ「地球外~」を子供向けだと感じたか

「セブンポエム」や「ルナティックセブン」とかの用語が出てくるのですが、その意味が分からなくてもなんとなくやばいんだな、とかをキャラクターの動きや表情で判断できたからです。ミーナ(youtuber?の子)が一番視聴者目線に近いので、子供でも理解しやすいかな、と思いました。ただ、重要な話を会話でさらっと流したりしてた気がしたので、子供にメッセージ性が伝わるのかな、と思いました。ここらへん、あえて印象的なシーンを作らないようにしているのでしょうか。デザインの感じもあるから、緊迫感があまりないというか。「宇宙の怖さ」を伝えるシーンはいくつかあるのですが、、(これはこのアニメのせいではなくて、アニメーションだから、実写に比べるとどうしても空想な感じがしてしまうからでしょうか?)どちらにせよ、「宇宙って楽しいんだよ」というメッセージが全面にでてたような気がします。

◆ガジェットを動かすところが一番好きだった

電脳コイルのときもそうでしたが、未来のガジェットを触っているシーンが私は好きです。「地球外~」でも、手の甲に張り付ける?スマートや、簡易宇宙服?のような製品をキャラクターが触っているシーンが前半多くて、その点はとっても良かったです。

◆結末について

特に意外性はなかったですが、きれいにまとまっていたと思います。主人公たちがめちゃくちゃ出世してるなwとは感じました。しかし、この作品をみて宇宙に興味をもつ子供たちが増えてくれるといいな、とは思いました。

◆私は何を求めていたのか

否定的な感想になってしまいましたが、それは「私が求めていたものと作品に差があった」だけだと思います。この作品は面白い、熱意を感じる作品であることはまちがいありません。しかし、それは私が今求めていた面白さとは違ったのだと感想を書きながら認識しました。それは、私がすでに子供ではないからだと思います。ストーリーラインとしては以下のような流れの作品に惹かれる傾向があると思います。

・主人公が挫折を経験した人(年長側)と目標が高いが経験値がない(年少側)のバディもの

・最初はぶつかるが、お互いの良い面を見つけて成長(特に年長側の成長がなける)する

・SF要素があればなおよい

これに該当するSF作品が「楽園追放」や「PSYCHO-PASS」(ただし1期のみ)です。やはり、メインの登場人物が子供である時点で、「地球外~」は私の求めていた面白さではないことは最初から明白でしたね。しかし、磯さんの作品はすきですので、ぜひ次回作は「大人を主人公にした(ハード)SF」を作っていただきたいです。(何様だ)

以上



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