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ちょっと遠くても通ってしまう!大和市立中央林間図書館の魅力①~導入~

本のある空間が好きな僕にとって、「地域の図書館」はひとつの注目ポイントだ。

その場で(開館時間中は)好きなだけ読むことができる。その場で読み切れなくても、地域住民で貸出手続きを行えば続きを家でも味わえる。図書館は、僕にとって「未知なる本(書籍)との出会いの場」であり、「好奇心をはぐくむ場」であり、また「自分と向き合う場」でもある。

そんな図書館だが、最近は「目的地となる」図書館が増えているように思う。全体的な場が素敵だったり、建築的な特徴だったり、その要素としては様々。ただ、これまでの「地域の本を借りる場所」にとどまらない、「ここに行きたい!」と思えるような図書館が増えている気がする。

個人的に少し遠くても行ってしまう図書館のひとつに「大和市立中央林間図書館」がある。

今回は、図書館に関する私見も展開しつつ、その魅力の一端をご紹介したい。なお、書くうちに熱が入りすぎて書ききれなくなったため、今週の投稿では導入にとどめ、次週、本格的に中央林間図書館の魅力をお伝えする。


1.最近増えている?「目的地としての図書館

図書館法では、「図書館」を下記のように定義している。

「この法律において『図書館』とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設(略)をいう」

図書館法第2条(定義)

上記より、図書館の役割は「収集」「整理」「保存」であるといえるだろう。

幼少期に通っていた地域の図書館は、蔵書量に差はあれど、上記を満たす(役所的な)「普通の」図書館だった。少し薄暗い雰囲気の中、所狭しと本が並ぶ、やや古めかしさを残した姿。それは「本を借りる、読む」ための場所であり「近くにあるから行っていた」、つまり「遠くからでもわざわざ行きたい」と思える場所ではなかった。

しかしながら、学生時代に旅する中で、あるいは図書館司書課程を履修する中で見聞したのは、場としての「余白」があり、「らしさ」が所々に見られる図書館が増えているということだった。

もちろん、公共図書館(public library)という特性上、古書店のように一部に特化した本の収集は原則ご法度ではある。しかしながら、広々とした閲覧席や本を手に取りやすい展示方法、見た目にも美しい建築方法やそのときどきの企画展示など、利用者が「行きたくなる」こだわりが随所にあらわれる図書館も多い。「読書離れが進んでいる」と言われていることも背景にあるのだろうか。

2.「日本一の図書館」があるまち、大和市

東急田園都市線や地下鉄半蔵門線、東武スカイツリーラインを日常的に利用する方にとって、「中央林間」という単語に聞き覚えがある方も多いのではないだろうか。そこは田園都市線の終着駅。「急行 中央林間行きが~」という駅のアナウンスを聞かれた方も多いだろう。

その中央林間駅が位置するのは、神奈川県大和市。神奈川県の中でもほぼ中央に位置するまちだ。この大和市は、実は「日本一の図書館」があるまちとして「図書館城下町」のブランドでアピールしている。

「開館から3年で累計来館者数1000万人を超え、図書館を含む複合施設として来館者数は日本一と言われています。」

大和市「YAMATO発見ライブラリー」

この複合施設、通称「シリウス」を含め、大和市には大きく3つの公共図書館がある(+2つの学習センター図書室)。僕はシリウスにも行ったことがあり、もちろんそこはそこで非常に魅力的なのだが(1日いても飽きない!読み切れない!)、今回の主役はそちらではない。東急田園都市線ユーザーとしては中央林間のほうがアクセスがよく、気軽に行けるためだ。
(でもシリウスについてもどこかでnoteで書きたい!)

さて、本題である中央林間図書館の魅力については次週に回すのだが、ここでは簡単にエッセンスだけ記載できればと思う。

  • 日本でも珍しい!「壁のない」図書館

  • 読む場所にも困らない!充実の読書席

  • 読書のお供はおいしいコーヒー!星乃珈琲店との連携

  • 遅く行っても大丈夫!土日の開館時間の長さ

などなど(次週中に書ききれるだろうか…?)。
次週はいよいよ、内容の本編に入っていく。

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