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【美術鑑賞】キュビスム展美の革命 に行ってきた。

国立西洋美術館で開催の、「キュビスム」展に行ってきました!!

タイトルとメインビジュアル的に、ピカソ&ブラック以外のところが多めかなと考えていたのですが、ピカソ&ブラックの共作時代の作品もたくさんあったし、思ったより幅広いラインナップが揃っていて満足!
「キュビスム」が当時の社会にどのように受け入れられていたかを感じさせる資料もあり、「やっぱりキュビスムってすげ〜〜」と思いました。すげ〜

文献やネットで画像は見たことあるけど、実際の作品は見たことないな、という作家の作品も多々あり、改めてキュビスムという括りで作品を見られることができたのは良かった。

会場入ってすぐに、ピカソ(左下)とブラック(右下)がお出迎え。
う……(オタクの呻き)

ピカソとブラックのキュビスム作品、元々かなり好きなんですけど、複数枚を続けてみると、やはり「こいつら違うなあ…」ってなりますね。ピカソは理論っていうより才能、ある種の感覚で作品を描いているイメージがあるけど、キュビスム時代は冷静な感じがするんですよね。どう絵を描こうか?というところを、冷静に考えている。
キャンバスに描かれたものは、パッと見ると「なんだろう」になるんですが、タイトルを見て、もう一度じっくり作品を見ると、「あーここがこれか…」と読み解くことができ、全体としてはあまりグチャグチャな雰囲気にならない(と思う)。すごいな。

ブラックの作品大好き!たくさんブラックの作品が見られて良かった。かわいい。

あと、サロンに出品するようなキュビスム作品、どでかくてびっくりした。本物を見ると迫力がある。

そして。
完全に油断していたんですが。

キュビスムってマルセル・デュシャンも関係者に入るっていうか、デュシャン三兄弟関わりがありますよね〜〜〜!!!!!!

完全に忘れてた。
完全にデュシャンは頭の外だった。
ピカソとブラックでオタク大満足してた。

デュシャン三兄弟のこの写真、私も好きだもん。わかるよ。飾りたくなるよね。

「デュシャン兄弟とピュトー・グループ」と一セクション作っていただき……本当に感謝……ありがとうございます………あの……デュシャン三兄弟の作品が、こうしてひとくくりにされて、一緒に展示される機会、そうそうないので……すごく嬉しい……今度平日に……じっくり……ここの展示を見にきます……あの……リピート決定です、本当……ありがとう……
特に、レイモン・デュシャン=ヴィヨンの作品がこんなに揃うことは、おそらく後10年はないか?と思われるので、ぜひ見てください。

感謝

それからですね。ピカビアの作品もあったのがめちゃくちゃ嬉しい。デュシャンの作品のそばにあったのでもっと嬉しい。ありがとう。

デュシャンの油彩があるなんてさぁ!!!!ねえ!!!!!!
まあ、考えてみればおかしくないんだけどさ!!!!!!

ということで、デュシャンオタクとしても大満足です、今回の展覧会。

ただ、「キュビスム」とはそもそもなんなのか?とか、キュビスムの中にも色々種類があって……という解説はほとんどなく、どのような人物がいたか、どのような関係性・グループに所属していたかという解説が主なので、キュビスムについて少しは知っておくと、より楽しめると思います。(その辺が、山田五郎氏の動画にあったりするのかな?)


あと、グッズではなぜかピカソとブラックはほとんどなく、1作品だけあったピカビアがやたらと押されていた。なぜだ。

ピカビアの作品のTシャツがあった。
ピカソとブラックの名前はない、なぞラインナップトートバッグ。
あえてピカソとブラックを抜いたのは理解できるが、それにしてもラインナップがなぞ。
キュビスム以外の割合が高くないか?


今度は音声ガイドを聴きに行きたいと思う。
いや〜楽しかった! 好きな作家の作品が、たくさん見られるのはいいですね。
しかしピカソとブラック、出会ってくれてありがとう!キュビスムすげえぜ。

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