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東京のはずれの街でデザインを生業にして暮らす平成生まれです。 映画、アート、デザイン、…

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東京のはずれの街でデザインを生業にして暮らす平成生まれです。 映画、アート、デザイン、80s〜90sカルチャー、植物、環境音楽、R&B、フェミニズム、社会問題、環境問題、働くこと、などなど

最近の記事

フェミニズム:新卒でモヤった社会の闇

今回は自分の実体験を通して感じた、日本の社会に対しての違和感について。 チクっと古傷の痛む話をします。 きっかけは先日、某大手企業の仕事を受けた時、その会社に勤めている今年新卒で入ったばかりの社員の女の子と話す機会があった。 私は30代も半ばに差し掛かろうとしている年齢。この歳でフリーランス、となると世代の離れた一回りも年下の子と関わる機会も珍しい。 というわけで、今の若い世代がどういう考え方をしているのか興味があったし、実際話をしてみると考え方や物事の見方が私が思うより

    • 映画log.「aftersun/アフターサン」

      気鋭の若手シャーロット・ウェルズ監督が第76回英国アカデミー賞英国新人賞を受賞し、 主演のカラム役のポール・メスカルが第95回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、そのほか数々の賞を受賞していて、A24が北米配給権を獲得したということで大注目していた映画”aftersun/アフターサン”を鑑賞した個人的な感想と考察記録です。 ネタバレを含むため、まだ鑑賞されていない方は鑑賞してから読んでいただくことをお勧めします。 結論を言うと、今年まだ半年過ぎたところだけど今年イチなん

      • 映画log.「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」

        至高のフェミニズム映画体験 映画館で久々に、3時間超えの作品を鑑賞するという映画体験をした。 その名も、 「ジャンヌ・ディエルマン、ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」/ 1975年 ベルギー・フランス合作 監督・脚本はベルギー出身の映画監督のシャンタル・アケルマン 1975年の作品だが、2022年の映画史上ベスト100のうち第1位に選ばれた映画ということで映画館で再上映されていた。(BFI=英国映画協会というイギリス政府公認の世界最古に値する映画促進機関がア

        • 映画log. 「リファッション~アップサイクル・ヤーンでよみがえる服たち~ reFashioned」

          このままでは次の世代が廃棄物で埋もれてしまうー。 ※本記事は映画を観た個人的な感想とそれにまつわる話です。あらすじ解説ではありません。上映中の映画館でぜひ。 映画の感想を書く前に、個人的な話をしましょう。 先日、インテリアデザイン関連の某国際見本市へ行った。年に一度開催される国内最大の展示会で、国内外の家具メーカー・ファシリティ関連事業者・マテリアルメーカーなどが一挙に参加する。 各メーカーの新作や主力商品をお目にかかれることはもちろん、新たな取り組みや、今後どのような

        フェミニズム:新卒でモヤった社会の闇

        • 映画log.「aftersun/アフターサン」

        • 映画log.「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」

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          買い物は投票 : 人にも地球にもやさしい口紅

          "私たちがデパートで売っている化粧品に払う金額は、そのほとんどが商品の広告費であり、パッケージを作るための費用であり、動物実験などの試験費用であり、そしてそのほとんどが成分及び原料ではない" 15年ほど前、大学の授業で教授から聞いた言葉によりこの事実を知った。 当時の私には衝撃的な事実だったことを覚えている。 それ以来、化粧品を買う時には「ほとんど”原料の化粧材”にお金を払っている」という頭にはなったものの、とはいえその当時の選択肢は少なく、そうではないプロダクトを日本で

          買い物は投票 : 人にも地球にもやさしい口紅

          映画Log.「シェルタリング・スカイ」

          このところ旅行に行けていないな〜と思いながら、今回は旅がテーマの映画の話。 ベルナルド・ベルトリッチ監督の1990年公開の映画「THE SHELTERING SKY(シェルタリング・スカイ)」を観た個人的な感想です。 ※ネタバレを含みます。そして特にあらすじ解説をしているわけでもないので、できれば映画を観てからどうぞ。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0C5K2N6VG/ref=atv_dp_share_cu_r 「

          映画Log.「シェルタリング・スカイ」

          筋トレは私を裏切らない

          私の生活ルーティンの一つでもある”筋トレ”について話したいと思う。 運動とは無縁の人生 生まれてこのかた30年もの間、スポーツ含め運動とは無縁の人生だった。 運動する人が目的のために技術を磨いたり、フィジカルやメンタルを鍛えることは素晴らしいことだと思うけど、幼少期から運動神経が悪かったので、「自分は運動が苦手で運動神経が悪い」というバイアスがずっとかかっていた。成績に響かない範囲でスポーツという選択をなるべく避けているうちに、勝つとか負けるとかのために頑張ったり、順位を

          筋トレは私を裏切らない

          わたしの原点回帰

          書くことを始めます、というよりは再始動しよう。という感じだろうか。 私は東京のはずれの街に住む、平成生まれの30代の女です。 去年までインテリアデザインの設計事務所で働いておりましたが、色々思うことがあって会社員をやめました。(その話についてもいつか書きたいなと思っています) 今もデザインや設計の仕事をしていますが、会社員の頃より自分で時間をコントロールできるようになったいま。この数年色々あって溜まった腸が煮えくりかえるようなエネルギーを何かに変えたいと思い始めようと思った

          わたしの原点回帰