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したいことができた時

皆さんこんにちは、Lupinusです。

記事をしっかり書くのは新年を迎えて初めてになります。本年もどうぞよろしくお願い致します🐰🎍⛩✨

さて、今回は相も変わらず、最近の私の状態や思ったことを書いていこうと思います。

私が心因性発熱を発症したのが昨年の7月でした。それから約半年が経ち、もうすぐ7ヶ月が経過しようとしています。平熱は37.8℃。ストレスによる発熱、体の不調。今はもう慣れてきましたが、熱が出ればダルいですし、頭痛・腹痛・吐き気、そんな症状に襲われれば辛いです。元々少食気味ではありましたが、食欲不振もあり、お腹が空いた・何かが食べたい、そんなことを思うことはほとんど無くなりました。

薬が効かない、いつ治るかわからない、病院にすら行けない。そんな解消されずただ溜まっていく不安や拒絶されたような現状にモヤモヤしたり、イライラしたり。悲しくなったり、どうでもよくなったり。

「望んでなったわけじゃない。なんでこんな思いをしなきゃいけないの?私は何か悪いことをしましたか?」

耐えきれなくなった時、そんな言葉達が心に生まれ、どんどん大きくなっていき、目の前が真っ暗になって、自分の無力さを痛感して、何も分からなくなって、ひたすら泣いた日もありました。

そんな中、先月突然主治医の先生から通院の許可がおりました。先生が許可してくれたこと、待ってくれていること、病院が対策をしてくれていること。
もう諦めかけていたのに、今の私に手を差し伸べてくれた事がとても嬉しくて、何かが報われた気がしました。

通院前に、新年の挨拶をしに祖父のお墓参りに行ったのですが、一言で表すとしたら"怖い"でした。
まず、半年間外出が出来なかった・しなかったので、玄関の扉を開けた途端、外の空気、日差し、外部の音、目に映るもの、前まで見慣れていた景色なのに知らない世界がそこにある感覚がしました。自分の家、敷地内、庭に出ただけでこんな事になるとは思いもしませんでした。

そそくさと車に乗り込み、目的地へ移動中のこと。以前エレベーターで感じた、閉鎖的な空間への恐怖・逃げられないという不安・早くここから抜け出したいという気持ち。それらが思い出したかのように躊躇なく、私に襲いかかってきました。動悸が酷い。息苦しい。早く帰りたい。車に乗って3分も経たないうちにそう思い始めました。
そこまで遠くない道程が物凄く遠く感じ、お願いだから早く着いてと心の中で呟き続けました。お墓参りをしている時、掃除や手を合わせている時だけが心が少し穏やかになりました。
そして帰りも同様行きの車内で感じた気持ちがまた芽生えました。家に帰って来てから、外出はもちろん車に乗る事が怖くなっているという事実に愕然としました。

元々外出は通院以外でほぼしないような生活を送って来ました。そして心因性発熱を発症してからというもの、いくら陰性証明があったとしても、コロナの可能性ありという判断がされ、どこへ行く事も叶わなかった事。私自身も胸を張ってウイルスを持っていないと言い切れる訳もなく、不特定多数の方に生死に関わるレベルの迷惑をかける事になるかもしれないという罪悪感があったこと。それらがあったので強制的というよりは自主的に外出はして来ませんでした。

人間、半年家から出ないと、こんな事になるんだと思い知らされました。持病があるとは言え、このブランクは想定外で、どうにかしないと本当に家から出られなくなる、そんな危機感に苛まれました。

そんな中、刻一刻と迫る通院日。半年ぶりの通院・そして上記で書いた通り思い知らされた私の現状。通院日が近付くにつれて、前とは比にならないレベルの不安や恐怖に飲み込まれてしまい、結局通院することは出来ませんでした。

せっかく先生が許可してくれたのに、人の優しさを無下にするような行為をして、一体私は何をしているんだろう。診察時間を家で迎えた私は自分を責めることしか出来ず、ただただ心の中でごめんなさいを繰り返していました。
帰ってきた母から先生からの伝言だよと伝えられたのはこんな言葉でした。

「来ようとしてくれてよかった。それが第1歩です。以前より外出する事に抵抗があるとは思いますので、無理はしないように。いつでも大丈夫ですから、そんなに気構えずに来れる時にいらして下さい」

なんて優しい人なんだろうと、やっと引いた涙がまた溢れてきました。

それから日が経ち、あっという間に2月になりました。先週の木曜日。2度目のチャレンジ。
結果、無事に私は通院することが出来ました。

本当にいつぶりか分からなくなる程久しぶりの通院。前回の後悔や反省を踏まえて、車に乗っても息苦しくならないように、音や光に少しでも慣れるように、すぐに帰れるレベルの近場に行ったりしていました。
その時の私にとっては高難易度のリハビリで、家に帰ってから、何もする気が起きず無気力感が数日続いたり、寝れない日が続いたりと、自分のコントロールが大変ではありました。

でもそのおかげか、やっと、やっと、病院に行くことが出来ました。いつものノイキャンイヤホン、アイマスク、帽子、の私的安心3点セットをしっかり装備して、後部座席に座っていました。
病院までの道のりも、駐車場も、病院の匂いも、雰囲気も、レイアウトも、呼出音も、診察室も、先生も、何もかもが懐かしく、遠い記憶を取り戻したような気持ちになりました。
前日も泣き、行きも帰りも車の中で泣き、診察中も泣き、帰ってきてからも泣き、私の水分の流失源が目だったなと今振り返っていて思いました。笑

通院することが出来て本当に良かったと素直に思います。周りの方のおかげで、無理だと思っていた私のしたいことが叶いました。
ここ半年間代わりに病院に行ってくれて、毎回通院に付き添ってくれる母に。私を受け入れてくれた病院に。待っていますねと言ってくれた先生に。
本当に心から感謝しています。ありがとう。

そして私から私へ。お疲れ様とよく頑張ったねと大きなありがとうを。本当にありがとうね。


思いのほか長くなってしまったので、書く予定だった最近私が思っている事については次の記事で書こうと思います。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!とても嬉しいです☺️

この後すぐ次の記事を書こうと思いますので、何事も無ければ、次回の更新はすぐ出来るかと思います。お時間があればまた見に来てくださると嬉しいです。

もう2月になってしまいましたが、改めまして、本年もどうぞよろしくお願い致します。皆様にとってより良い1年になることを願っております✨



Lupinus🧸

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