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やられたらやり返す人の特徴

こんにちは、ラン丸(@sign45917948です。
毎日投稿しています。

早速ですが、あなたは気が強いですか?それとも気が弱いですか?
特に子供のころはやられたらやり返すことがあったのではないでしょうか。
そこで、今回はやられたらやり返す人の特徴や心理について解説していきます。

「やられたらやり返す」に関することわざ

やられたらやり返す、というのは人間として当たり前の権利のようなイメージがあります。

それゆえ、太古の昔から「やられたらやり返す」を意味する名言やことわざは多く存在しました。

四字熟語では「因果応報」が近い

四文字熟語で「やられたらやり返す」を意味する言葉は「因果応報」が近い言葉と言えるでしょう。

仏教用語で、悪い行いをすれば悪いことが起き、良い行いをすれば良い報いがあるでしょう、という意味です。

良いことと悪いことのどちらでも使われますが、どちらかというと悪い意味で使われることの方が多い言葉です。

自分自身で手を下し「やられたらやり返す」というよりは「神様はちゃんと見ていていつか自然と自分に返ってきますよ」という教えの要素の強い言葉です。

目には目を、歯には歯を

海外の「やられたらやり返す」の意味を持つことわざは、紀元前にバビロニアという国を統治したハンムラビ王の書いたハンムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」という言葉が有名です。

「目をやられたら目をやり返せ、歯をやられたら歯をやり返せ」という意味です。

同じ痛みを相手にも与えてやれという、気の強いハンムラビ王の言葉ととらわれがちですが、実はやられたらやり返すとしても同程度の被害にとどめて置けという、罰を与える範囲の制限を定めた教えであるとも言われています。

やられたらやり返す人の心理

やられたらやり返す人の心理にはどのようなものがあるのでしょうか。

自分がやられたらやり返すタイプではない人や、これまでずっと人の痛みを感じてた環境にいる人には想像ができないことでしょう。

しかし、やられたらやり返す人には特徴や独特の考え方、理由があります。

自分の痛みや悔しさを相手にも与えたい

やられたらやり返す人は、常に自分と相手を同等に考えています。

そのため、何か自分に対して嫌なことや、痛みを与えられた場合には、同等の立場である相手にも同じ痛みや悔しさを与えてやりたいと考え、やられたらやり返すことがあります。

また、自分の気持ちをわかってほしいという甘にも似た感情がある場合や、自分がされたことがトラウマのようになり、無意識のうちに相手にも同じ危害を加えているというパターンもあります。

やられたらやり返す方法

やられたらやり返す方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

おおまかにはその場でとあとからの2パターンあります。

パターン①
その場で同じ苦痛を相手にも即座に与えるパターン

暴力などであれば、1発殴られたらその場で自分も1発相手を殴り返す、ということです。

パターン②
時間や場所を変えて自分も相手に対し精神的苦痛を別の方法で与えというパターン

嫌なことを言われた、仲間外れにされたなど精神的な苦痛を与えられた場合がこれに当たります。

例えば、面と向かって嫌味を言われたので、裏でその相手の悪口を別の友人に言いふらす場合などです。

しかし、いずれにせよ、根本的な自分と相手の問題の解決には至っておらず、和解はおろか自分と相手の関係が、より一層悪化することしかありません。

やられたらやり返す人の特徴

男女でやられたらやり返す人にそれぞれ特徴の違いはあるのでしょうか。

男性の場合、女性の場合、男女に共通するやられたらやり返す人の特徴についてみていきます。

1)プライドが高い人

やられたらやり返すの多くは、プライドの高い人が多いことがあげられます。

自分のプライドを傷つけたり、自分よりも格下だと思っている相手から不快な気持ちにさせられた場合に、同じだけあるいはそれ以上のダメージをやられたらやり返すことで自分の気持ちをおさめています。

そこまでプライドが高くない人や、精神的に成熟している、あるいは自分に自信のない場合はやられたらやり返すことはほとんどなく、静かに受け止めていたり諦めていたりすることが多いのが特徴です。

2)負けず嫌いな人

やられたらやり返す人は、気が強いのが特徴です。

そのため、精神的に戦うことを求められない立場の人はあまりやられたらやり返すことはありません。

しかし、会社勤めをしていたり、弁護士や起業家など対等に張り合いながら日々気が強くないとできない仕事や立場にいる人の多くはやられたらやり返す傾向にあります。

こういった多くの人は嫌な思いをしたり痛みを受けたことを諦めたり、「どうせ私なんてやられてしまっても仕方ない」と考えることはしません。

「徹底的に戦う」マインドがあるため、必ずやられたらやり返すことが多いといえます。

3)気が強い人

やられたらやり返す人は気が強いことが多いです。

「なぜ自分のような人がやられて黙っていなくてはいけないのか」という気の強さや、「この理不尽さを見過ごすわけにはいかない」といった正義感からやられたらやり返すことが共通してあげられます。

やられたらやり返すは法律で許されるのか

やられたらやり返すということは、法律上は認められているのでしょうか。

たとえ気持ちの面ではやられたらやり返すことが正しいように思えても、一歩間違えれば犯罪となってしまい、自分が罰せられてしまう場合もあります。対処法をみていきましょう。

損害賠償

最も平和に解決できる「やられたらやり返す」は損害賠償です。

自分が受けた精神的または肉体的な苦痛に対し、金銭で解決する方法です。

肉体的な苦痛は治療費、また器物損害などモノに対する苦痛や破損はその対価で支払われます。

しかし、精神的苦痛の場合は目に見えないため、金額の設定が難しいのが難点ですが、おおよその場合は相場が決まっています。

お互いに話し合い、金額の折り合いがつき和解をすることができれば良いのですが、難しい場合には弁護士や調停委員など第三者が間に入り、裁判や調停で金額を決めることもあります。

「やりかえす」ということは法律上は認められておらず、あくまで代替手段で納得してくださいねということになります。

正統防衛

何か危害を加えられた時に、自分あるいは他人の命や権利を守るためのやむを得ない行為であれば「正統防衛」として認められています。

しかし、「やられたらやり返す」のは多くの場合「正当防衛」には当てはまらないことが多く、法律上自分が罰せられてしまう可能性が高いため、注意が必要です。

あくまで自分の身を守るためだけの行為であれば、認められているという範囲については理解をしておくことが必要です。

やり返さなくてもいつか報いが来るときがある

やられたらやり返すのは簡単です。

しかし、それだけでは自分が本当に納得し、気持ちがおさまるのでしょうか。

法律上も決して、何でもやられたらやり返すことが正しいとは解釈されず、場合によっては自分が危害を加えた立場として加害者扱いをされてしまうことさえあります。

また、同じ危害を加えるのではなく金銭で納得し和解することを求められることも多くあります。

そのため、幼いうちは難しいかもしれませんが、年齢を重ね、仏教用語で使われている「因果応報」という言葉を頭に思い浮かべることでこころを落ち着かせることが最も大人な対応かつ、自分も余計な苛立ちや不利益をこうむらない賢い方法といえるでしょう。

自分が手をくださずとも、いつか相手には天罰がくだる、そう思いながら耐えることが実は一番相手にとっても苦痛を与える「やりかえす」方法ではないでしょうか。

「相手にしない」のも一つの選択肢です。
人生が豊かになるにはどうしたら良いかを考えていた方が、幸せになると思います。

今回は、以上です。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございました。

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