「いじめから逃げたいから死ぬ」

今思えば、稀にみる経験と精神疾患を患ってしまったわけですが、当時を振り返りながら書いていきます。

入院が決定し、場所は隔離病棟。診察は週3回。地獄でした。

「まだ生きてんだな…」

と、ある日漫画を読んでいたら母親から電話が来ました（中学生ということで、母親とのやり取りだけの携帯はOKでした）

「ニュース！〇番見な！中学校出てるから！」

え！？ってなりながらもニュースをつけると、学校を背景に指定ジャージにモザイクはなく、顔のみモザイクでインタビューを受けている少年がいました。
なんでこんな事になっているのか。全く分からなかったのですが、私の祖父が、当時「みのもんたの朝ズバ！」で私の事を手紙に出したそうで、大問題になったのです（今でも過去スレで2chにあった気がします）

「2年で休んでいる奴は誰だ！！！」

私しか長期で休みだったので、私が被害者確定になったのです。しかし祖父の怒りは収まらず、トップに立っていたイジメっ子の両親を呼びました。

「お前らか。…お前、俺の所で仕事してるよな？
この事分かっててやっていたのか！？クビだ！」

祖父は地元で有名な会社の社長でした。なんとイジメっ子の2人のうちの1人の父親が、祖父から仕事をもらっていたことがわかりました。

「あのバカ娘何やってんだよ！！！！」と嘆くイジメっ子の母親に、私の母親が放ったのは

「バカはお前らだろ。人の痛みを子供に教えないで、被害者はこっちなんだ。しっかり本人に謝るべきじゃないのか？文句あるなら言ってこい」

母親という存在は本当に強い、と改めて思いました。
私はひとり親で育ったので、母親と祖父しか頼れなかったのです。

そんな事があり、より大問題になったのは、私の携帯電話。
知らない人から「大丈夫？」の偽善メールの数。

「大丈夫にしてないのはお前だろ」
この時から、もう私の頭はおかしかった。かもしれないです。

ここからひねくれるようになり、高校は行かないで働くと申し出たら

「薬飲みながら働くのは危ない」

じゃあ、定時制高校はどうだろうか。知らない人の中で、１からスタートしたい。

「あんたはやれば出来ると思っているから、やってごらん」

背中を押してくれたのは、母親でした。
今となっては、すごいバカな事をしてきたのに、苦しんだこともあったのに、味方でいてくれてありがとうございます、しか言えないし、頭も上がりません。

高校に入り、私は笑顔になりました。知らない人とのスタートライン。

「定時制」という選択は間違っていなかったんだ。

成人式、行きましたが、驚くほど声をかけられなかった（飲み屋やってて見た目が派手なのか知らないですが）から、同窓会は蹴って帰宅しました。

今、復讐なんてことは考えていません。めんどくさいです。
たまに思い出して辛くもなります。なぜターゲットだったのか。
もう友達いらない、とまで考えました。

でも、今は恵まれています。

ありがとうございました。