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9月1日に生まれて~不登校児の親として思うこと~

「始業式」「関東大震災の日」

子どもの頃は9月1日があまり好きではありませんでした。

今は「子どもが一番天国に旅立つ日」

不登校児の親の私が、9月1日に生まれた意味を考えたいと思います。


誕生日を忘れられる日

UnsplashのFeliphe Schiarolliが撮影した写真  ARIGATO


私が子どもの頃、ほとんどの学校が9月1日に始業式を迎えていました。

同級生はみんなソワソワ。

夏休みの宿題は終わったのか。
家族旅行でどこに行ったのか。
どちらのほうが日焼けしているか。
席替えをしたら誰のとなりがいいか。

そんな話題がひしめく中、

私が誕生日だと気づく友達はひとりもいませんでした。


「始業式でみんなバタバタしているんだから仕方がない」


正直いうととても寂しかったです。

普通の日であればみんなから「おめでとう」と言ってもらえます。

でも私の誕生日は忘れられる。


なんで私は9月1日に生まれたんだろう。



多くの命が奪われた日

UnsplashのC Dustinが撮影した写真 ARIGATO


また、9月1日は「関東大震災」が起きた日でもあります。

1年で最も防災訓練が行われる日です。

学校に防災頭巾を持っていき、登校初日から避難訓練。


「私の誕生日はあまり良くない日なんだな」


多くの命が奪われた日ということで、自分の誕生日を手放しに喜ぶことができませんでした。



子どもが一番天国に旅立つ日

息子が撮影した茜色の空 ARIGATO


そして大人になり、子どもを持つ親となり

新たな意味が付け加えられました。


「子どもが一番天国に旅立つ日」


始業式が8月に早まる地域もあり、9月1日が必ずしも学校が始まる日ではなくなりました。


それでも、この日になると子どもたちの心配をしてしまいます。


「学校に行きたくないのなら行かなくていいよ」

「図書館の人が学校の代わりに図書館においでと言ってたよ」

「とにかく自分の命を大切にしてね」


なぜこんなツライ日に、私は生まれたんでしょうか。


自分の使命を考える

UnsplashのMatti Johnsonが撮影した写真 ARIGATO


私は今、不登校の親として、ひきこもりの親として

少しづつ発信をはじめています。


「ありがとうの言葉の力で不登校を乗り越えた」

「不登校のおかげで人として成長できた」

「不登校にありがとう」


不登校に感謝できる時

すべてに感謝できる時

本当の幸せが訪れる


そんなことを伝えています。


「子どもが一番天国に旅立つ日」に生まれた意味。


学校に行くのがツライ子どもたちに

「学校に行かなくてもいいよ」

と伝えるため。


不登校に悩む親御さんに

「学校に行かなくても大丈夫」

と伝えるため。


学校を否定するつもりはありません。

楽しく通えるのならそれに越したことはありませんから。


でも、今、学校がツラいのなら。


「学校に行かなくてもいい」

「生きていればなんとかなる」

「あなたはあなたのままでいい」

「不幸を乗り越えた先に幸せがある」

「周りに味方がいなくても神さまという味方がいる」

「どんなにツラくても『ありがとう』で乗り越えられる」


どんなに言葉を尽くしても

苦しみの中にいるあなたの心には響かないかもしれないけれど。


どうか生きていてほしい


9月1日に生まれた意味。


何者でもない私からの願いです。


どうか必要な方に伝わりますように。


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