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2023年出会えてよかった本4選【ギリセーフ】

今更!2023年ベスト本紹介〜〜!まだ2024年1月なのでセーフ!

昨年もいい本との出会いがたくさんありました!その中でも私にぶっ刺さった、忘れられない本を4冊紹介します!


ランジェリー・ブルース ツルリンゴスター

私の精神安定剤、ランジェリー・ブルース

この漫画(というか作者のツルリンゴスターさん)がもう大好きで大好きでずっとインスタで追っていたのですが、書籍化されるということで発売日当日に購入しました!今年発売された漫画の中で一番好きかもしれない…

登場人物が全員違う方向に魅力的で、それぞれの過去だったり悩みだったりが妙にリアルなのが共感呼びまくってます。主人公の人生と考え方が、いろんな人や下着との出会いによって徐々に変わっていくのも眩しい。

読むたびに元気をもらえます。少し疲れてる時にぱらっと読んで、「…明日もがんばるか!」と思わせてくれる本が欲しかったらこれです。



余談。たまたまこの本の発売日に大阪にいて、大阪駅一階のBook Studioというところでこの本を購入したのですが、ここのブックカバーがとってもおしゃれで!すごくシンプルな焦茶っぽい黒のカバーで、紙の質というか高級感が最高なんです!

後日大阪に行った時、ブックカバーをつけてもらうためにBook Studioで本を購入したのですが、その時銀河鉄道999とのコラボデザイン?になってて戸惑いました笑 コラボデザインも素敵だけど今度大阪行ったらいつものブックカバーが欲しいな、、!

左がいつものデザイン(光当たってグラデっぽくなってるけど単色です)、右はコラボのやつ

ツルリンゴスターさん一家家族全員が最高なので日常系エッセイ漫画もぜひ読んでもらいたいです。登場人物全員良い人。アオちゃん可愛い。インスタで読めます。

82年生まれ、キム・ジヨン チョ・ナムジュ

初めて韓国文学に手を出したのですが、とても面白かったです!数年前から本屋などでも推されているのをみていたのですが、なぜかその時には手に取らなくて。いい本を読んだら「ずっと前に出会いたかった、、!」と悔しい思いが湧くこともありますが、この本に関してはフェミニズムや韓国の文化に触れてから出会うべき本だったのだなと思います。

私のお気に入りポイントがどこかって、タイトルの「キム・ジヨン」という名前の選択なんですよ!1982年生まれの韓国人女性で一番多い名前ってそれだけでもう「フェミニズムは他人事じゃない」っていうメッセージが強烈に香ってきませんか?淡々とした語り口で割とすらすら読めるのですが、結構内容が重い箇所もあったりして、そのギャップもたまらん、、!

Amazonの紹介文にもあるように、『フェミニズムに抵抗がある人』に是非読んでほしいと思いました、今考えれば私もその一人だったので。何なら「フェミニズム文学」というラベルを敢えて取っ払って、キムジヨンという人間の物語を読むつもりで読んでも良いかも。

韓国語勉強中なので韓国語でも読んでみたら違う感想が浮かぶはず、、楽しみ!勉強せねば!

追記:この本が刺さった人は(G)I-DLEのWifeのMVを見て、いろんな考察を探してみてほしいです…!今の語彙だとソヨンのプロデュースする力の凄さを伝えきれないけど、韓国の伝統的な女性の社会的立場に一石投じてるのかっこ良すぎる(2024年1月26日)

そして誰もゆとらなくなった 朝井リョウ

ギャグ枠(失礼)です!電車では読まないでください!

もう私は朝井リョウさんのエッセイシリーズが好きでたまらないんです…すごい賞をいくつも獲ってらっしゃる朝井リョウさんも「ああ、、人間なんだなあ、、」と思えてとてもいいです。自分の恥を笑いに変えてしまう力と覚悟がレベチです。

もはやこのエッセイ本についてここまで真剣に感想を書き込んでいることも滑稽に思えてきたので、みなさんとりあえず読んでみてください。金曜日の夜にベッドの中でゲラゲラ笑いながら読みたい本です。今作の個人的殿堂入りは誕生日広告の話かなあ、、

シリーズ第1巻から読んだ方が朝井リョウさん史がよりよく分かっていいと思いますが、そこはお任せしておきます。シリーズ通してのお気に入りは結婚式余興エピソードの数々です。超しょうもないことに全力を尽くして才能を無駄にしている天才(本当に失礼)を見たり読んだりするのが趣味なので…

BEASTARS 板垣巴留

完結から若干時差あるんだけど許して、、
BEASTARSはもう中国にいた時からずーっと「帰国したら買う、、帰国したら買う、、」と念じてた作品で!!やーっと読めたんです!!やらないといけないことぜーんぶそっちのけで一日で完読しました。BEASTARSは多分今まで読んだ漫画の中でもかなり渋くて、深くて、読むたびに違う読後感がある作品だな〜〜好きだな〜〜

登場人物(登場動物?)一人一人の感情の移り変わりが気持ち悪いほどリアルで(褒めてます)、肉食・草食動物が入り混じってる世界を現実世界に重ねることもできれば、現実世界から切り離しても楽しめて、、、娯楽としての役割とメッセージ性の均衡が圧倒的に好みのど真ん中すぎて愛でした。

BEASTARSは、土曜日に全巻読んで1日を溶かし、日曜日に余韻に浸りながら気に入った場面をパラパラ読み返したい本(もちろんYOASOBIの怪物と優しい彗星を聴きながら)かな!私はコロが好きです。

まとめ

2023年他にもいろんな本に出会えました!でもこの四作品は群を抜いて好みでした。参考程度に気になる作品があったら読んで欲しいです!結構有名どころ多いけども!2024年は2023年以上に幅広い作品を読みたいな、、!
2024年1月20日

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