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『午后のあくび 第2巻』コマツシンヤ(作)

この街の日常は、当たり前に奇跡。
泡のように生まれては消える、はじめてなのにどこか懐かしい景色。
高原で小さな雲を売るおじさんのお店、
リスが髪の毛をカットしてくれる美容室、
夏の日の夜、コップの中ではじける小さな花火……
ひび野あわこさんが暮らす街は、いつもちょっとだけ不思議だ。
コマツシンヤのおくる、地上から5cmだけ宙に浮いた、非日常な日常系ショートマンガ!

引き続きふんわりとしたファンタジー世界が素敵で幸福なのだが、1巻で出てきたゲストキャラやアイテムが再登場すると、なんとも嬉しい気持ちになる。今の所、海中電灯としろくまさんが最多登場かな。もう準レギュラー。

新キャラ、借手キタさんもかわいい。物理的にネコを被った人で、本人も他人と違うところを気にしているが、かご中さん(↓画像右。巻末おまけマンガでかごの外に出てて吃驚!)や人外が普通にいるので、別に不思議ではないよね。3巻で化けるか楽しみ。

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2巻で特に好きなのは、石鹸の精がなんでも願いを叶えてくれるお話と鏡の中世界のお話。願い事では宇宙の果てを見たいと言い出し、鏡の世界では鏡の世界を平然と冒険する。戻れなくなるのが定番だがあっさり覆すお話も最高だった。二つともあわこさんの器の大きさに驚き、ますます好きになってしまった。

#読書感想 #読了 #ネタバレ #漫画 #ファンタジー #コマツシンヤ

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