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100人の農家と100通りの農法

農家には、それぞれに農法があり、
100人居れば、100通りの農法があります。

それをどう名付けるかは様々で、
環境共生型農法、有機農法、無農薬栽培、立体農法など、
多様な形で存在しています。

ですが、共通して、美味しい野菜を作ろうという想いを持っています。

それが、演繹的にそれぞれの“農法”という形に表れる。

「美味しい野菜を作りたい」
→環境共生型農法、有機農法、無農薬栽培、立体農法など

一見バラバラに見えて、
それぞれで違うことをしているように思いますが、
想いは一つなのだなと思います。

特に、今の畑がある場所は、
長年、大事にされて、受け継がれてきた土地なので、
土地の恵みが素晴らしい形で残っています。

いつ見ても、素晴らしい土地だなと思いますし、
こんなに良い場所で畑をさせてもらっていることに感謝しています。

なので、任された以上は、
歴史の重みを感じながら、
新しいものを生み出していこうと思いますし、
自分たちの畑仕事が、
地球全体、宇宙全体に波及していくような、
きっと影響を与えていると考えて、
丁寧に畑仕事をしようと心掛けています。

今度、畑でイベントを計画しています。
テーマは「宇宙」。

宇宙の一部である地球に住む人々による、
小宇宙(コミュニティ)が、
多様な人たちの関わりや不思議なご縁の上に成り立っている。

それを皆でお祝いしようというコンセプトです。

まだ、構想段階であり、
具体的に何をしようというのは決まっていません。

宇宙は、創造と破壊でできているので、
何かを創造し、何かを破壊する催しがあっても良いですし、
混沌を表現しても良いと思っています。

むしろ、宇宙は、混沌とした世界なので、
カオスを表現して、
「何かわからないけど参加してよかった」
と思えるイベントにしていきたいと思います。

参考になるのは、
アメリカの「バーニングマン」というイベントで、
砂漠で行われるアートイベントなのですが、
訳のわからないオブジェや仮装をした人たちが
アメリカ中から集まってくるのです。

個性が爆発していて、
見ているだけで期待感があります。

何が行われているのだろうという未知との遭遇が、
イベントを面白いものにします。

冒頭で書いた、農法の話と繋がりますが、
個性を爆発させるというのは、
農家にとって、それぞれの農法であり、
畑でイベントを開催し、
個性を表現することもまた、
一つの農法足り得ると思っています。

畑でイベントを行い、
直接的ではないにしろ、
野菜もイベントの一部(参加者)なのです。

そう考えると、
畑仕事の一部とも言えます。

本当に、農家ごとに農法は全く異なります。

自分たちも、畑仕事を通して、
農を深めていきたいと思います。

それでは、また!


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