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【勝手に人生相談 No.367】実家継ぎたい20代末娘(鹿児島県・20代女性)


▼ご相談内容▼

20代後半の女性、実家の後継ぎについて相談です。

私は姉、兄がおり、それぞれ結婚して借家住まいです。姉は県外で、兄は県内の離れたところにいます。

私は実家が管理する借家に住んでいます。

実家と借家は並んでいます。今は子育て中ですが、夫が長男なので、夫の実家と同居か敷地内同居をするため、いずれ引っ越す予定です。

兄に実家の後継ぎのことを話をすると、兄は土地や家が自分に相続されたら売る。両親の介護が必要となれば、施設に入れると言います。

母にそのことを言うと、父らと話すからまだ考えなくてよいと言います。

自分が育った思い出の土地なので、私が実家の土地や家を引き継ぎ、両親が自宅での介護を希望するのなら頑張りたいと思うようになりました。

姉や兄にはまだ言っていません。

そもそもこんな話は早すぎますか。

鹿児島県・20代女性


▼やまのぼ回答▼

 なにも、早すぎることはないと思います。

 それにしても、ずいぶん、お古いお考えですね。良いとか悪いとかという意味でなく、お若いのに古めかしいお考えですよね。

 でも、お考えには大きな矛盾があります。

 あなたのご主人は、長男だからいずれは、引っ越すとのこと、身一つで二つのことはできませんよ。

 一方では、長男だからと、古めかしいしきたりに従順なのに、こと、ご自分の実家のこととなると、末娘という立場なのに、後継ぎがしたいとは、支離滅裂な考え方と言わざるをえません。

 要するに、あなたがご両親のことを心配しつつ、育った環境に執着しているだけではありませんか。

 時代は目まぐるしく変化しています。

 家督相続とは、明治時代に法律によって規定されていたのであって、現在では、徐々に影を潜めています。と言うか、そんなことに拘る人は、珍しい存在になっています。

 長男だから、末娘だからと言って、関係のないことです。お兄様やお姉さまらの考え方を、否定することもできません。

 あなたが、後を継ぎたいのなら、継げばいいだけです。ただし、長男の嫁と思っているかもしれない!ご主人のお考えもおありのことです。

 その話し合いを解決することが先決問題でしょう。

 でも、あくまでも、現代的な解決方法を選択されることです。長男だろうが末っ子だからと言って、親を思いやる心に変わりはないのですから。

 


▼次回のご相談予告▼

 次回の【勝手に人生相談 No.368】福岡県・10代男性のご相談です。「彼女の愛情を疑ってしまう」を、予定しております。

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