見出し画像

脱サラ:この道の先にある未来

2021年2月28日。25年11ヶ月お世話になった会社を退職。
明日からは新しい道を進んでいく。

副業・起業コーチング with ライフプランFP Nobuです。

子供たちに「お父さんは会社を辞めて、自分で仕事をしていく」という話をした日の夜のこと。中1の息子とお風呂に入っていた時に、ふと息子が「お父さん脱サラ?」って。えっ?そんな言葉どこで習った?(笑)と思いながら「そうだね!」と笑顔で答える。すると「なんかかっこいいね」と。気を使ってくれたのか、でも、うれしかったです。
しかし、久しぶりに聞いた「脱サラ」という言葉に、「あ、僕は脱サラするんだ。昔は無縁の言葉だと思っていたのに」と感じました。

サラリーマンじゃなくなる

サラリーマンでよかった点は、本当にたくさんありました。

・一定の給料が決まった日にもらえる
・成長できる環境を与えてもらえる
・同期や同僚など刺激をもらえる人たちが常に周りにいる
・組織や肩書きなどで社内やグループ内から評価を得られる
・大きな仕事やお金を動かすことができる
・自分お役割以外の部分をサポートしてくれる人がたくさんいる
 他にもたくさんのいい点があります

一方で、サラリーマンの不自由な点は

・時間の縛りがある
・意図しない異動がある
・人間関係の不安から自力では抜け出せない時期がある
・肩書きと給料を与えられる代わりに単身赴任や休日就業を強いられる
・自分で環境を選べない
 など

人はネガティブな感情の方が印象に残りやすいものですが、冷静に考えるとメリットの方が大きかったと思います。
サラリーマンという環境で成長でき、今の自分があるわけですから。

でも、明日からはサラリーマンじゃなくなるんです。

起業の準備

実際にこの決断に至るまでには、今から考えると2年くらい前にきっかけを得て、具体的に準備にかかったのは1年くらい前だと思います。
でも、そのころは「なんとなく」でした。

副業という形でスタートしたのは自分の中で正解だったと感じています。
いきなり独立するんじゃなくて、会社の給料をもらいながら時間を作っていく中で、自分にあったやり方を見つけられたからです。

<副業からスタートしてよかったと感じた3つのポイント>
・忙しい中でも自分で時間を作る能力が身についた
・少し違うなと思ったら方向修正がしやすくじっくりと計画できる
・本業の方でも副業のスキルや経験が活きた

最初は、数年前に取得したFPの資格を活かして「ライフデザイナー」として、ライフイベントに合わせたマネープランを組んでいくようなプランナーとしてやろうって考えていました。ただ、なんとなくしっくりこなくて。。。

そもそも、ライフデザイナーをやろうと思ったきっかけは、コーチングを受け、その先の将来でやりたいことを見つけ、その達成のための選択肢として資格を活用しようとしたことでした。
その後「自分もコーチングができるようになったらどうだろう?」と考えるようになり、銀座コーチングスクールの門を叩いたのでした。

人の成長に寄り添い、人々の人生を豊かにするサポートが自分にあっていると思いしっくりきたんですね。あぁ、これは自分のやりたかったイメージに近い!

そして、その間は会社の仕事もしっかりとやりもちろん給料をもらいながら、充分な助走期間を持ち、仲間も増え他者の意見も聴きながら、マネープランもしっかり見通した上で起業への準備を進められたことが、勇気を持てたポイントだと感じています。

迷った時期

コーチングを学び認定を受け、プロコーチとしての活動をスタートしても、うまくいかない日々でした。お客さんがいない。。。

FacebookやTwitterを使って告知しても、なかなかお声がけいただけないし、ストアカやココナラなどのスキルを売るサイトに登録していくつかの講座を開いてみましたがイメージ通りにならない。どうして集客できないんだろう?と考える日々が続きました。

<うまくいかなかった3つのポイント>
・「集客方法」に囚われ本質的なコンセプトがあいまいだった
・自分を磨けていなかった
・本業があるという甘えがあった

「集客のやり方」はフリーランスにとって誰でも悩みの種です。でも、そのやり方以前に、そもそも「誰に」「どんな価値を」提供するのかといったコンセプトが尖ったものにできていなかったんです。

<コンセプト作りで大切にしたこと>
・自分の過去と向き合いマンダラートを使ってリソースを出し切ったこと
・顧客を具体化し共感マップを使ってさらに深掘りしたこと
・自作の価値提供シートを使って刺さる価値を尖らせたこと

この後は、体験セッションのお客様は完全に増えました。
体験からの継続契約が増えるきっかけになったのは、自信がついたからです。経験もそうですが、自覚が芽生えたことが大きいと思います。そのため、体験セッションで「この人なら安心して話せる」と感じていただくクライアントさんが増えたと思います。

それまでは、「本業がある」という逃げ道が「こっちでやっていこう」という気持ちにブレーキをかけていたこともわかりました。周りにいるたくさんのコーチたちが、そっと背中を押してくれたことで、自分のブレーキに気づくことができました。

もう一つ、うまくいかなかった点を挙げるとすれば「家族に言いづらい」ということ。今の安定した収入からの変化、高校生と中学生の子供たちの今後の教育費。。。お金の心配です。その点は、FPの資格で学んだスキルでしっかりと伝えたことで、最後には妻も納得してくれました。

この道の先にある未来

明日からは、無職になります(笑)
4月に仲間と3人で会社を設立します。準備期間ですでに国立大学のアントレプレナーシップ教育の社会人向けムログラムにて講座を3つやらせていただくことが決まっています。コーチングやファシリテーションのスキルを活かした活動で、企業向けのグループコーチングを活用した研修プログラムも準備中です。

3月からは個人事業として、コーチングと講師の活動を始めます。自分が経験してきたことをベースに、副業を始める方、起業したい方、起業後の進め方などのサポートさせていただきます。

そして私がコーチングを受けてみつけた(自分の想いに気づいた)未来は、確実に近づいています。なにより、このちいさな一歩の積み重ねが、「近づいているという自信」を高めてくれています。

絶対に自分は実現する。その力を持っている。応援してくれる仲間がいる。
この道の先にある未来は自分の人生を豊かにしてくれる。最期に「あぁ、いい人生だった」と思えるような道を歩いていきます。


副業・起業をお考えの方はぜひホームページをご覧ください。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?