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Kindle unlimited 古典現代語役 とりかへばや

 本、特に小説を読むのが好きですが、ミニマリストの夫が、家の中に本が増えることを嫌うので、少し前まで近くの図書館にせっせと通っていました。
 本特有の質感や遡りも簡単で好きですが、便利さに心が流れて、最近はデジタル書籍を利用しがちでした。
 いくつかある読み放題プランの中で、角川さんのをはじめ使っていたのですが、私としてはイマイチで(すみません。)、同じく本好きの友人にkindleunlimitedを薦められ、乗り換えて今数ヶ月、今の所満足しています。

 その中で私の全くの好みですが勝手に紹介させていただこうと思います。

 私が平安時代に興味を持ち始めたのはここ10年くらいです。
 学生時代は古典はまったく読めないし、一般的な歴史の中での知識程度でした。(今でもあまり変わりませんが。)
 ふと、教養のためにあらすじでも知らないと、思い立って「あさきゆめみし」をダウンロード。これが沼にはまるきっかけです。
 優雅であでやかな生活。その優雅さを女性はもちろん男性も帝までも感受していて、ロココと、ルイ14世やアントワネットと一緒じゃん!
 ヨーロッパ貴族に憧れてたのに、自分の身近な足元に、こんな素敵な文化があったとは。お恥ずかしい限りです。
 いいも悪いも日本独特の貴族社会が華ひらいて、どど、どんな生活なの?と憧れと少しのあきれで興味が沸き上がってきます。

 その後図書館に行くと、現代語訳があるじゃないですか。
 瀬戸内様、林様、田辺様エトセトラエトセトラ。作家の皆様、本当にありがとうございます。

 御簾、几帳、方がえ、物忌み。今の時代と考え方や生活様式が違って、おもわずつっこみたくなることもありますが、その中を生き生きと生活していることが、本から伺うことができます。
 ただ、人が人を想ったり、憎んだんり、噂したり嫉妬したりは時代を経ても変わらなく、DNAに刻まれちゃっているんですね。

 kindle unlimited でも現代語訳、いくつかありましたよ!

とりかえばや

 新しいお話を読みたかったのと、コンセプトが私にとっては新鮮で手に取りました。
 男の子と女の子が入れ替わるという少女漫画のようなお話。
 殿上人の生活様式もよくわかります。
 優雅で女の子らしい繊細な男の子と快活でしっかりした女の子が大臣のお家で生まれ、周りの勘違いもあり、男女が入れ替わったまま宮中デビューするというお話。
 初めはバレでしまわないかハラハラしながらページを進みましたが、展開していくごとに安心して楽しく読みきれました。
 ベルばらの随分前からこのようなテーマのお話があったなんて感激です。
 無知ですみません。

 このような男女入れ替えがテーマは古典文学で他にもあるみたいです。

 見つけらたまたご紹介したいと思います!


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