【失神KO】柔術青帯4連敗目。とはいえ、すでにパンツは脱いでいます
9月は、以下の2つに出場しました。
9/8(金)
デラヒーバ杯ノーギ:相手がいなくなりキャンセル9/8(金) 東京柔術オープン(ワンマッチ):0-0審判判定負け
9/10(日) デラヒーバ杯:初戦1本負け
という結果でした。
これでギありの試合は4連敗になり、最後は失神で一本負けという残念な結果でした。
試合前のコンディションは良好
先月負傷した左足首はなんとか治り、数日前からオープンガードも解禁しました。調子は悪くありませんでした。
体重はいつもどおり裸60.0kg。
ライトフェザー級なら裸62.8kg(着込64.0kg)まで増やせるのですが、筋トレが追いついていないので仕方ありません。ダイエット目的で始めたのに今度は増やせないことで悩んでいるという・・・来年以降の目標にします。
それでは、2試合の振り返り。
東京柔術オープン(青マスター2)
台風が迫る中、5年ぶりに足立区綾瀬に行きました。以前、隣の北千住に4年間住んでいたことがあり、何度も来ている場所です。武蔵小杉に引っ越してからは一度も行っていなかったのですが、こんな形でまた訪問することになるとは思いませんでした。
平日金曜日。選手は全員で50人もいないかも。マットは1つだけでした。
今回の対戦相手はIGLOOの外国人でした(多分ロシア出身)。セコンドは田中選手。夏に発売したBJJ LABの山本博斗さんの教則の受け手を務めていた方です。
試合の様子
試合後、対戦選手と話しましたが、めっちゃいい人でした。日本語もネイティブレベル。青帯ストライプ4本なので年内には紫帯になるのかもしれません。僕はあと2年以上は青帯にいるので再戦は数年後でしょうか。
デラヒーバ杯(青マスター2)
2日後、また東京武道館にやってきました。金曜日の試合の後にジムに行き、ハーフで枕を取られた後の対処について練習しました。
連続で試合に出ているので緊張はあまりしなくなったのですが、この朝はこんな感じでした。
今回もマスター2。8人トーナメント。
5試合目なのに10分も開始が早まったり、セコンドをお願いしていた人が直前で消えたり(忘れてたっぽい)、バタバタがありつつもマットへ。
試合の様子
ハーフ作ってスイープ移行して失神するまでの様子はこちら。
びっくりするほど、いいねがついています! 1日でフォロワーが20人増えました💣
落ちた後に6,7秒間は絞められたようです。スタッフさんが駆けつけるのが早くてびっくりしました。安全面に配慮した運営、ありがとうございました🙇
白帯時代からマスター2(自分の年齢)でトーナメントに出たことは2回しかないのですが、2回とも一本負けです。
この夜、優勝した入浜選手の投稿が流れてきました。
大会の撮影スタッフさんが書いたnoteによると、入浜選手は柔術始めてまだ10ヶ月とのこと。天才ですか👀
決勝は白熱した戦いでした。2位の武藤選手(ロータス世田谷)は先月GroundImpactEastの会場で「note見てます」と声をかけてきてくれた方です(同じカテゴリですが、僕が負けてばかりで一度も当たっていません😅)。
試合後
2つのジム、BJJ LABのメンバーに敗戦報告をしました。
余談ですが、報告についてちょいと失敗しました。
首の痛みが再発
帰り道、頸椎の痛みが再発していることに気づく。半年以上わずらってやっと治ってきたのに・・・これが一番ショックでした。
おそらく失神後も絞め続けられて、さらに相手も絞めながら旋回しているので、無抵抗状態で首を捻られたようです。あの形であれば、失神の判断は難しいですね。仕方ありません。
世羅智茂さんの記事がまさに今回の状況を表しているので(びっくりするほど一致)、競技者の人はぜひお読みください。
4連敗という現実をいかに捉えるか?
さて、あらためて最近の戦績を。
4/29 全日本オープン(アダルト):初戦0-2
8/6 GroundImpactEast(マスター2):初戦一本負け
9/8 東京柔術オープン(1match,マスター2):0-0判定負け
9/10 デラヒーバ杯(マスター2):初戦一本負け
それぞれ負けた理由がありますが、2番目を除けば「圧倒的に負けた」という試合ではなかったと自分では思っています。こればかりは練習と試合を続けて覆すしかありません。
なので、今後も試合には出つづけます。
柔術の試合って、出つづければどこかで勝てる仕組みです
先日こんな投稿が流れてきました。
白帯と青帯では事情が異なるかもしれませんが、僕なんて4連続で負けている(!)ので、柔術やめるかノーギに専念しなくてはなりません笑
よほど飽きるか、大怪我しない限り、柔術をやめることはありません。試合にも出ます。
それにしても、たかだか2回でやめる人はもったいない。勝ち負けだけで言えば、白帯・青帯カテゴリくらいなら確実に勝率を上げる方法が存在します。
「柔術の試合」の制度・仕組み
上手い人は次の帯に上がっていく(座席があく)。たとえば僕が4/29で対戦した方は翌月紫帯に、9/8の対戦者はストライプ4本なのでもうすぐ紫。彼らと青帯で当たることはありません。
柔術では、固有の身体能力(瞬発力、動体視力)よりも、可変の身体能力(筋力・柔軟性)や経験・知識が勝敗に影響しやすい。
白帯と青帯の違いは、柔道・レスリング経験者が出てくるという点くらい。僕みたいに競技未経験者は不利かもしれないけど、前歴の経験の差が露骨に出るレベルって、青帯くらいまでじゃないかなと思います。
ビギナーズラックで昇帯したり、負け続けても出場してくる人もいる(今の僕みたく)。
上記の入浜選手みたいに才能ある人が白帯から上がってくるケースもありますが、そこはアンラッキーだと思えばいいでしょう。多くは普通の人。毎回強者と1回戦で当たるわけではない。
同じ帯色で出場し続ければ、必然的に勝率は上がっていきます。長く続けて習熟度を上げ、またそれが維持できれば。
さらに勝つことだけにこだわるのであれば、昇帯を断るという方法もあります。
これは僕の物語の一部
結論から言うと、今回の4連敗でまったく落ち込んでいないどころか、この経験は僕が今後やっていく柔術の発信に役立つと考えています。特にこんな悩みを抱えている方へ良い情報提供ができます。
「早く青帯になりたい」と思っている白帯の人
連敗して落ち込んでいる人
早く青帯になって苦労する人の実体験を語れる
ざっくり「青帯に早くなりたい人」「自分はまだまだ白だ。でもいつか」という人、2種類います。
先日RIZINガールを引退したあきぴさんは現在白帯で確実に勝率を上げつつ、青帯に向かっています。初出場の試合後に指導者(不良先輩)から「早く青帯になっても実力が伴わないと苦労するよ」とアドバイスを受けていました。
元動画はこちら(20:47)↓
僕は1年弱で青帯をいただきました。白帯での優勝や、ベリンボロ(白・青帯は対策が遅れがち)でガンガンバックを取っていたことなどが評価されたのかなと。
僕みたいに基礎がないままでも、モダン技で圧倒することはできたりします、
しかし、青帯に上がった翌月に頚椎を痛めてベリンボロは封印。その後、半年でギで4連敗(未勝利)。まさに「早く青帯になって苦労しているタイプ」と言えるでしょう。
「白帯で着実に基礎力をつけてから青帯に上がる」のも良い成功体験を積めますし、僕みたいに「早く昇帯に上がってレベルの高い人に早くやられる」ことでしか得られない経験もあります。
連敗している人たちへ僕なりのメッセージになる
「ここからの快進撃に乞うご期待」といったメッセージは特にありません笑
上記の通り、試合の仕組みからすれば、いずれ実力が上がり、青帯の平均ラインを超えていけば必然的にその後はずっと勝つようになっていきます。そこまでは粛々と練習するのみです。「俺はダメだ」とか思う必要はないんです。
結局は確率とその差分の話でしかありません。
正しい努力を続ければ勝率が上がるというのをデータで見せていけば、勝てなくて悩む人へ励ましのメッセージになるんじゃないかなと思っています。僕は温かい言葉よりもデータで示された方が助かるタイプなので、僕なりの表現でお伝えしたいと思います。
柔術ではパンツを脱いでいます
というのは田端信太郎さんの言葉です。
つまらないプライドはさっさと捨てろ、という意味です。僕は柔術においてはパンツを脱いでいるので、負けを晒すことに恥ずかしさはありません。
むしろ、リアルな情報を提供することによってコンテンツ力は上がります。
僕がもっと情熱的だったり、カッコよく夢を語れるタイプだったらやり方はあるのかもしれませんが、残念ながらエモーショナルなタイプではないので、自分が一番バリューを出すには「正直にリアルを曝け出す(=パンツを脱ぐ)」しかないと気づきました。
こういうストーリーって、柔術の競技人口・年齢層を見ると、めちゃくちゃ需要があるはずです。
もしかしたら10連敗とかいくかもしれませんが、それはそれとしてストーリー(コンテンツ)になりますし、どこかで勝敗の分岐点を超えて青帯で勝つようになれば「やめずに続ければこんな未来があります。だから諦めずにがんばろう」と言う資格を得られます。
なので今後もガンガン試合には出つづけますし、noteも更新していきます。ぜひ読み物として楽しんでもらえれば嬉しいです。
今後の試合の予定
さて、今後の試合です。
昨日の試合で頚椎痛が再発していますが、すでに半年以上付き合っているので様子を見つつ練習を再開します。問題なければ、10/21(土)「第16回関東柔術選手権[青・紫帯]」に出場します。
毎度勝つつもりで負けてますが、今度こそ勝ちます!
それでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?