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【作例あり】クラシッククロームとは 一線を画す独特な色味を再現

FUJIFILMのフィルムシミュレーションの中の一つにクラシッククロームというものがあります。

クラシッククロームは2014年に登場して以来、長い間人気を集めていますが、他のフィルムシミュレーションとは一線を画す独特な表現が魅力です。

今回はそのクラシッククロームの魅力について語っていこうと思います。


クラシッククロームとは

クラシッククロームは彩度低め、諧調が硬めに設計されていて、20世紀のグラフジャーナル誌に使われた写真のような色再現を目指したフィルムシミュレーションです。

これまでのフィルムシミュレーションは一つのフィルムを再現するように画作りをしてきましたが、クラシッククロームではプロカメラマンの撮影現場の声を聞きながら作成したため、簡単にプロカメラマンの表現を再現することが可能になりました。

その中でもドキュメンタリータッチの写真集や雑誌から汲み取った雰囲気を再現できるようになり、人の脳内にあるなんとなくのイメージを目指すという意味でクラシッククロームという抽象的な名前を採用したとか。


暗部の諧調が絶妙

富士フイルムの写りの全体的な特徴としては柔らかく写るということが挙げられますが、それに反するような暗部の諧調の硬さというのはクラシッククロームの一つ大きな特徴でしょう。

全体的な彩度も低く落ち着いているため、陰影が強調されます。明暗がトーンなのか色がトーンなのか考えさせられる不思議なフィルムシミュレーションとなっています。


曇天、雨天にも映える

色味としては青色が最も特徴的でしょうか。

PROVIAをはじめとする富士フイルムの色は澄み渡っていくような気持ちいい青を表現しますが、クラシッククロームではシアンよりの少し落ち着いた印象を受けます。

富士フイルムのカメラは特に曇天時、雨天時、暗部に青の色被りが激しく出るわけですが、そのデメリットともいえる特徴がクラシッククロームではメリットになって表現されるのも実に面白いです。


クラシッククロームの作例

他にクラシッククロームを用いて撮影した写真を作例として載せていきます。

ドキュメンタリーフォトやストリートフォトに適しているというのはこういうイメージです。

ストリートフォトで多く見る陰影をハッキリとさせて表現には非常にマッチしているわけです。

今回はクラシッククロームについて解説していきました。

これまでのフィルムシミュレーションはフィルムの再現を目指していたわけですが、クラシッククロームは写真家の色表現をそのまま再現したため、まさに唯一無二の色味を実現しています。

日頃の写真を少しでもアーティスティックに表現したい方はクラシッククロームを使って撮影していくのがいいかもしれませんね。


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