私と夫は似たもの同士のようで、かなり違っています。

似たもの同士と言えるのは、
お互いに真面目で几帳面で、人に対して正直であるべきと考えるタイプというところ。

あとのことはほぼ違うと思います。

思いつきで並べると、

・働くことに対する考え方が違う。
（夫は”経世済民”を地で行く人。経済は回してなんぼ。私はお金については生きられる分を大切に使いたい人。）

・育った環境が似ていそうで違う。
（お互い裕福ではない家庭だったが、夫は親が共働きでいつもお腹をすかせていた人。私は母が専業主婦で田舎だったためか食べ物には困っていなかった。むしろ残すと怒られていて嫌な思い出。）

・体質が違う。
（夫は風邪を引いても、厚着をして寝て一晩汗をびっしょりかけば治る人。私はずっとコンコンしていて拗らせがちな人。あと体感気温も全く違う。）

など

まぁでも、人ってこのくらいは異なっているものでしょうか。

お互いに話をしていて、「あれ？」と思うことはありますが、
「そういう考えなんだな〜」と受け流しながら過ごしています。

ただ、同じ屋根の下で暮らすとなると、
色々と弊害は出てくるものです。

一番大きいのが「音」の問題でした。

夫は音楽が大好きで、スピーカーをいくつも持っています。
わが家の天井にはスピーカーが埋め込まれています。

そして先日、ウーハーなるものを、
私の「その音、嫌い」という言葉をやんわりすり抜けて、
お小遣いで買ってしまいました。

重低音がある無しでは、映画の迫力が変わってくるそうです。

それ、嫌い　なんですが...

ウーハーは、わが家のテレビに接続されましたので、
おかあさんといっしょも、常日頃のニュースも、

何もかも、

ズンズンと重低音鳴らしてます。

私は、ウーハーの設定の仕方がよく分からないので、
できるだけテレビの音量を下げて、
娘とテレビを楽しみます。

＊

何だか私だけが我慢しているように見えてしまうかもしれませんが、そんなことはなくて。

夫は先ほどお伝えの通り、音楽が大好きです。

ずっと聞いていたいようです。

家のデスクで仕事をしながら
ご飯を食べながら
ソファでくつろぎながら

夫と暮らし始めたとき、
四六時中、音楽が流れているのに滅入ってしまいました。

私も音楽は好きです。

ただ、ずっと鳴っているのは疲れてしまいます。

音をずっと追ってしまう。

一番心地良いのは、無音。

生活音がそのまま音楽のように感じる時間。

私が苦手というので、
彼は家で音楽を流すのをやめてしまいました。

流すときは、私が寝入った深夜。一人の時間。

ウーハーくんもその時間帯は生き生きと音を鳴らしているでしょう。

ちょっと可哀想だなと思った私は、

「たまになら聞いてもいいんだよ。大きすぎなければ平気だよ。」

と言いました。

夫は「うん。」と言ったけれど、

遠慮してか、それから音楽を流すでもなく。

＊

しばらくしてからの、夫の誕生日、

いつもは「何にしようかな〜」と誕生日がすぎても悩んでいる夫なのですが、

そのときは早かった。

これ、いいなと思って。

正直なところ、

げ。高い（0.0;）

と思ったのですが、

何となく彼の主旨がわかって、買ってあげました。

＊

それから毎日のように、彼は家ではヘッドフォン人間です。

ノイズキャンセリング機能ってすごくて、

本当に周りの雑音がなくなっちゃうんですよね。

試してみましたが、音のない世界ってすごく違和感。
びっくりしました。

ヘッドフォンにしたのは、

無視しているんじゃないよ。音楽聴いてるんだよ。

って、視覚的にわかるようにしたかったみたい。

確かに、そのほうが勝手に不安になったりせずにすみます。

でもね、

いつまで音楽聴いてんの！！

って、たまに、夫の脇に強烈なツキを入れて言います。

たまには私の話も聞いてよね　って。笑

＊

お読み頂いてありがとうございました🌸