『義務教育はいりません』 8歳の主張。

こんばんは。nocoroです。

私はHSPシングルマザー。
定職に就かず、好きなことをして生きています。

そんな私の一人娘は小学校2年生。
発達障害グレーゾーンとのことで、
得意な事と不得意な事の差が激しい子です。

学校もちょいちょいサボってくれます。
今日はそんな娘と、どう付き合っているか書きたいと思います。

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学校って何で行かなきゃならないの?

娘の疑問はここです。

小学校は義務教育

でも、
義務を課せられているのは親であって、
子どもでは無い。
あくまで、子どもには
教育を受ける「権利」があるということ。

それを踏まえた上で、
何故、私は学校に行かなければならないのか。
と質問してきている。

私としては
・基本的な読み書きと、計算を覚えるため
・同世代の人との関係性を円滑に行う為の練習
・誰かと共同作業する(協調性を育てる)練習

と教えました。

対する娘の主張/
読み書き計算なら、本読めば出来るようになるよ。
公園に遊びに行っても、ケンカしないで皆と仲良く遊べるよ。
みんなと一緒に何かするなら、どこでだってできる!

確かにそうですよね。
勉強は、自宅だって出来ますね。

彼女は、コミュニケーションをとるのが上手く
空気を読んで先読みして動くことの出来る子です。
勉強以外のことも、学校外でしっかり学べています。

だから、毎日つまらないことを繰り返し行う小学校には行きたく無いし、意味を感じないという。

みんな揃って同じことをして
何が面白いんだ?と

保育園に通っていた時は、
読み書き計算も、運動も個人の進度でどんどん新しいことに挑戦させてくれた。友達同士で励まし合いながら、よりレベルを上げていくのが本当に楽しかったようです。

義務教育は、皆を横並びにして平均化させる教育。

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「普通」を知るのが義務教育

自分の考えをしっかり伝えられた娘に対して、
私は、娘にプラスして伝えました。

「一般的」な考え方を学ぶのは
 学校が一番良いんだよ

私は定職に就かず、
好きなことを好きな時にしている暮らし。
これは現在のスタンダードではない。
多数派ではなく「普通」ではないこと。

私の友人知人は、自由人が多く参考にならない。

大衆的な思考パターンや、行動パターンを学ぶには
学校が一番良い。

娘が大人になった時
「一般的」な世界に入ろうとした場合
その世界を知っているのと、知らないのとは
順応するために必要なパワーが違うのでは無いか。

簡単にその場に馴染むには、
義務教育を知っておくのが大切だと教えました。

これには
頑固者の娘も納得していました。

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フリースクールという選択肢

1年生で早々に、学校を辞める宣言をした娘。
友達は好きだけど、やっていることが面白くない。教室にじっと座っているのが苦痛で仕方がない。

そんな娘に
シュタイナーなど、フリースクールも検討したこともありました。
実際に学び方を一緒に見学し
結果、彼女はそれにもまた「NO」を出しました。

理由は、学び方に違和感があるから。
だそう。
私はシュタイナーの教え方が好きなのですが、
娘には違和感があったそう。
思想的に、考え方に偏りがある点も指摘してきました。

それにフリースクールの学び方であれば、
そんな学校に行かずとも普段の暮らしで学ぶことが可能だと主張する。

我が家は、竹や植物の蔓で暮らしの道具を作り、植物で染め、獣を捌く経験をさせることが出来る。
学校で言う、国語、算数、理科、社会、英語。その道を究めたプロの友人がたくさん。身の詰まった実践を兼ねた学びが、学校よりも確実に出来る。

フリースクールは必要ないようだ。

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学校は子どもを預けて親が働けるシステムか

学校は、どうやら子どものためと思っていたけれど、
子どもにとって学校というのは、あまりに窮屈なもの。

子どもがしっかり納得する、
「学校へ行く理由」が私も、先生たちも説明できなかった。

学校が大人のためのシステム。
結局はここに行きつくようだ。

子どもが一日中、家にいては親が自由にならない。
子どもを預けて働く。
勉強させて、運動させて、ごはんが付く、無料の託児所。

娘とそんな話にもなった。
だがここでも、娘のツッコミが入った。

「ママは必要無いんじゃない?」

確かに、
私は自由に好きな時に、好きな仕事をしているので、
仕事の場に娘を連れて行くことも可能です。

更に、その場にいれば、
様々な大人と関わる社会性も身に付くし
働くリアルを見られる社会勉強になってしまうというメリットも。

実際に娘に、
カフェで手伝ってもらうこともあるし、新規店舗のスタッフ指導を隣で見せることも。工務店の現場で打合せに同行させることもあった。

そこで多くを学んだ娘は
「早く大人になりたい!」と目を輝かせていた。

このキラキラした目が正解だと私は思う。

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義務教育とは何か

義務教育の目的とは,
「人間力」を備えた市民となる基礎を提供すること。
つまり,社会に生きる市民として,
職業生活,市民生活,文化生活などを充実して過ごせるような力を育むことと言える。
これは,「生きる力」として文部科学省が教育改革の中で提唱してきたことと軌を一にするもの。

文部科学省/義務教育の目的

政府としては上記。
要は、
子どもが成人する時
仕事して、納税して、皆右に倣えの行動が出来るよう
訓練するということ。

そりゃ楽しくないわけだ。

感度の高い子どもたちは、氣付いている。

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義務教育と我が家

結局、義務教育とどう向き合うか。

「自由で良いよ」
というスタンスになっています。

私の考え方は、
最低限の読み書き計算、そして語学が出来たらとても便利だから
やることをオススメする。
そして、
大人になっても、楽しく学び続ける自分の姿を見せる。

それを見て、考えて、
娘がやりたいようにやれば良い。

一歩間違えれば放任。
無責任な親になるから、注意が必要だけれど。

しっかり子どもを見守って、
好きな道を選べるようにサポートする。
たくさん経験して、
好きなことと嫌いなことが分かるように。

いつだって、
自分が道を選ぶ権利があることを知ってもらいたい。

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義務教育。
大きな力に利用されずに、
上手に使っていきたいですね。

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