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【読書録】「静かな人」の戦略書

本を読むぞ!と決めてから順調に読破できています✨今回はこの本。

この本もまた面白かった。
私はガチガチの”外向型に憧れる内向型”なのでこの本は色々、あ〜、わかる!の連続。

例えば、内向型の脳は「即座に反応すること」が苦手らしい。
私も昔から突然の出来事に対応したり、急に話をふられたりするのが大の苦手だった。
とにかく「初めて」が苦手で、不器用なことも相まって初めてやることは大抵失敗した。
学校の授業などでいきなりこれをやってみろ、などと見本を見させられ、練習も十分にできないままみんなの見てる前でテスト、みたいな事態は異常に心臓がバクバクし、ここから消え去りたいと本気で思っていた。
何か発言を求められると、頭が真っ白になり、なんとか発言しても、そのあとは「あれで良かったのか…?ああ、こう言えばよかった…あ、あれ言い忘れた…」など反省が止まらない。
こういう、なんでいつもこうなのか、と自分を情けなく思う一連のことはすべて、内向型の特徴の一部だったのだ。

世の中は外交型が回しているように感じることが多い。単純に外向型は目立ちやすい。
だけど、内向型も外向型もそれぞれに素晴らしさがある。

この本の著者はバリバリの内向型。その著者が経験から”こんなことってない?でもね、こうしたらいいって気づいたんだよ”と話してくれる言葉はすっと入ってくるし勇気になる。

今まで私が嫌だなあ…と思っていたことの裏には、外向型にはない輝かしい強みがたくさんある。

あなたにはあなたの素晴らしさがあるんだよ

という声が全ページにわたって聞こえてくる。

“あなたの個性は重要ですが、適応能力はさらに重要です。あなたがどんな人になるかは、性格の特性ではなく、それをどう生かすかによって決まるのです”

P338

私はそういう人なんだ、と思えることは、とてもいいことだと思う。認めて、受け入れて、自分のよさを生かすことを考える。
みんなそれぞれ素晴らしい。

そんなひとりひとりが集まって、大きな力になるんだよね。

同じく静かな人にも、外向型の人にも読んでみてほしい本です。


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