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2歳を迎えた息子へ

幸せな人生を歩んでほしい。
周りからも幸せを願われる人であってほしい。

そんな想いで待ち望んでいたあなたの誕生から早2年。
頭にも届かなかった手も気づけば伸びてバンザイが上手になり、小さかった足はいつからか力強く大地を蹴って駆けるようになった。

表情も増え、言葉も増え、興味も増えた。

今のあなたにはどれだけ世界が輝いて映っているのだろう。
あなたのおかげで移り変わる季節の瑣末な変化に、小さな世界に目を向けるようになった。
大小様々なアリたちが毎日必死に生きている事。マンホールの水は絶えず力強くごうごうと流れていく事。新芽は柔らかく艶やかな事。当たり前にある世界の美しさを息子から再認識させてもらっている。

幸せは子どもこそ知っている

ところで、冒頭「幸せな人生を歩んで欲しい」と記したものの、子どもの方が大人に幸せになる方法を教えてくれているように思えてならない。

目が合ったら親しみを込めて挨拶をする。
自分の好きな事、楽しいと思う事を知っている。
様々な事に興味を持ち、好奇心旺盛である。
他者と比較したり自分の短所を嘆いたりしない。

前提として幼いからという事ももちろんあるのだけれど、文章だけ見たらとても素敵な人に感じられる。私の敬愛する前野先生が導き出した「幸せの4つの因子」を子どもは実はすでに持っているのだ。
(詳しく知りたい方は記事を貼っておきますので、ご覧ください)

だからこそ親は子どもがそのままの「自分らしさ」で輝けるように、後ろから見守り、必要な時に手を差し伸べられる存在であれたらと思う。余計な口出し手出しをして私の都合で矯正してしまわないように。失敗したっていい。大人だって失敗はする。何なら私は今でも失敗が多い方の人間だ。どうか、挑戦する事を恐れずにむしろ楽しんでくれる子になってほしい。失敗した時に少し周りを見渡して同じように転んでいる人に手を差し伸べ、一緒に前に進んでいけたらと思うけれど、自分に出来ない事は望まない。まずは自分がそうなれるように。
一緒に成長して行けたらと寝顔を見つめ思う夜でした。

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