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短歌を始めてひと月半(亥年2月前半) 28首

最近の様子

短い期間で、詠む歌も成長するという期待もある。もうしばらくは半月ペースで公開しよう。

続けるにあたって不安なことは、今、いろいろ重なって心の不調が続いていること。ただ、歌を見返してつらく感じないということは、歌にそれが反映されていないからだろう。精進精進・・。

まだうまく詠めもしないくせに、今月、いろんなところに投稿してみた。
投稿先は、ほぼ日の学校の先生たちが選者をされている新聞、最近見始めたNHKの短歌番組。

新聞に投稿した理由は、前回のほぼ日の学校の授業がきっかけ。前回、永田先生から
「歌を詠んでいる人?」
と挙手を求められた。空気を読んで手を挙げれなかった。
永田先生は4月にも授業を持たれる。先生の張り合いのためにも、今度は挙手しようと思ったが、授業の前に(詠んでますよ)という自分の気持ち(歌)が、先生の目に留まれば・・ということが理由だ。

選者の先生の歌を眺めて、先生はどう感じるだろう?
と思いながら、歌を選ぶのは楽しい!
と少しだけ思ったけど・・やっぱり(こんなんで投稿していいんだろうか)という気持ちが勝っている。

あと、1月に99首詠んだので、年間1千首楽勝!って思ったけど、ペースダウン⤵︎してる。推敲する観点が増えたからだろう。とはいえ、生活していて、歌ばかりというわけにもいかないので、1首の推敲に5分かけることはない。

では、今月詠んだ歌

2/1金

-- Nサロン というコミュニティ、初回のガイダンスに参加して --
できたてのコミュニティでのガイダンス キャラと熱気は弾ける宝石

いつもなら絶対跳ねないトロみカレー 服が白いと跳ねるのはなぜ?

2/2土

中年の転職、我が事だけでなく「ファイナルアンサー?」何度でも問う
(「短歌de胸キュン」テーマ「答」投稿)

-- 3年ぶり、過去にやめた水泳教室に子どもを連れて行って --
水泳の三年ぶりの教室で 子を見失う・・たった10分。

2/3日

弱り切る フィレオフィッシュのタルタルが手にこぼれても涙が落ちる
(朝日歌壇投稿 選者 永田先生)

2/4月

参加した数年ぶりのコミュニティ 見慣れぬ人と見慣れぬ空間
仕事中 耐えれず病院予約する 治った気分で仕事に戻る

2/5火

5歳児が発する返事や受け答え YouTuberの口調に似たり
(「短歌de胸キュン」課題投稿 テーマ「答」)

2/6水

会議での発言なしに過ごすとき あゝ我なしにまわる世界よ!
社の飲み会 若かりしとき思い出す 私も昔 中年誘わず
もよおすが扉はいつも塞がって ここにも居場所なくてビル出る

2/7木

トップ言う「潮目変わる」何度でも 読めていたなら勝ててたのでは?
(日経歌壇投稿 選者 三枝昂之さん)

-- 結愛(ゆあ)ちゃん、心愛(みあ)ちゃんのこと --
命名は意味と音とを考える 音を大事に”愛”の意、忘れ
(日経歌壇投稿 選者 三枝昂之さん)

我何か事件起こさば「おとなしい」「社交的」とか言われるだろう
(2/11日経歌壇投稿 選者 三枝昂之さん)

五味坂を幼児手引かれテテテ下る「うああ」「うああ」とスリル楽しみ
(読売歌壇投稿 選者 俵万智先生)


これは、こういったことがあって作った。

2/8金

注射針持つ人により違いある血液検査今日は痛みぬ
(読売歌壇投稿 選者 岡野弘彦先生)

観劇に本にサロンに、出逢ふこと どれも金額併記されている

→この歌でこんなことを考えた。
 並列助詞「や」「と」「に」のどれを使うか。「と」は使ってみると違和感あり。「や」だと感嘆にも意味が取れる。「に」だけにすることで、同じものを重ねた効果も出るかもしれない(出ないかもしれない)。
 「されている」を選んだけど、最初は「されたり」にしていた。「されたり」だと「されていたり」という会話の言葉にも見える。字余りだが、意味を正しく伝えたほうがいいかな、
なんてことを考えて推敲した。うまく詠めてはないけれど、考えて推敲する、助詞一つで悩む、という経験をもっと増やしたい。


2/9土

凍える夜 明日の予報は雪マーク ポケモン世界は 雪すでに降る
頭重い 疑っている昨晩に飲んだ薬を今日もまた飲む

2/10日

薬濃く起き上がれずに夕になる 子と戯れて、食べ、床につく

2/11月

想ひ人遠き友人の妻になるという内容の夢から目覚む
半日寝を三日連続繰り返す 世界は動く我留まれり

2/12火

-- ある家人に向けて --
ごめんなさいほんとにごめんごめんね、と 信をなくして心で唱える

-- ほぼ日さん、ピースオブケイクさん、度々、外苑前の会社にお邪魔している --
外苑前 用がある時青一で降りて蕎麦食い向かうのが常

2/13水

--漫画「健康で文化的な最低限度の生活」でほぼそのままの文章があった --
酒はただ何も言わずにどこまでも受け入れてくれる身が朽ちるまで

-- ランチにフードトラック「カレーの車」を目指す -- 
昼休み一駅だけの急ぎ旅 目当てのカレー買いて頬張る

2/14木

子が話す妄想ポケモン次々と我知る世界よりwkwk(わくわく)す
永久歯そろそろと生えだしている初めて乳歯が抜けそうな昼

(28首)


うまく、組み替えたり、いい言葉に置き換えられずに、言いたいことが言えてないなーと感じたり、結局、情景を視覚的にできずに、説明だけに終わってんなー、とか思うようになった。

永田先生の授業を受けて、あぁ、情報を詰め込んでんな、行動を事実として推測できるなら、この説明は不要かな、とか、考えるようになった。

まだ、本を読み出して、3日目だけど、こんな本を買ってみた。


2/15現在、気をつけていること

だいたい、俵万智さんの本に書いてあるポイントだけど、今、こんなことを気にしながら、詠んで、推敲してる。

・最初の5句でインパクトある表現にできないか、引きつけられないか考える

・受け手がイメージできるよう説明したいけど、説明だけに終わりそうなら、いっそ削ってみる
→「5歳児」「男児」と具体的に表現したいけど、情景が浮かぶなら「子」で済ます

・副詞をなるべく使わない
→副詞により受け手の印象がマチマチになる。歌からイメージしてもらったほうがいい

・字余りはしょうがないけど、組み替えや、単語を変えて収まるようなら31音に収める(テンポ大事に)

・体言止めは印象が強く残る。使うならなるべく1箇所にする

さて、2月後半、もっと歌の世界が広がるだろうか。


いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。