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クリエイティブになるための読書(53週目)

今週月曜は、寝落ちして読めなかった。今週は仕事の進捗も思わしくなく、短めの時間で消化できるものが多かった。疲れていたのかもしれない。月曜に読み損ねたので、土曜日も。


クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

時々、「詩経」に触れる。

評論

大好きな食のエッセイ、小泉武夫さんの『食あれば楽あり』。その文章のルーツがわかった。

先日、宮島で北大路魯山人美術館に行ってから、積ん読していた北大路魯山人全集を開いたところ、その文章の原型のようなエッセイがそこにあった。小泉武夫さんの使う下品な擬音はないけれど、食材のルーツの説明、食卓に並ぶまでの物語がそこにあった。時々、読もう。

物語

40歳代後半になるまで、ほとんど読んでこなかったヘミングウェイにようやく触れた。いいじゃないか、ヘミングウェイ。シンプルというだけじゃなく、骨太、経験に裏打ちされた文章がとてもいい。短編集の真ん中くらいにあって、最後に読んだ「心が二つある大きな川(二)」がとてもよかった。人間が何とか対処できる自然の中で、釣りを楽しみたくなった(釣りしたことないけど)。

実績

太字は、特に気になったもの、気に入ったもの

2024/3/18(月)
(寝落ち…)

2024/3/19(火)
・【詩】將仲子(鄭風)(「詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」)牧角 悦子
・【エッセイ】明石鯛に優る朝鮮の鯛(「北大路魯山人全集」)北大路魯山人
・【物語】家具屋の小径(「あやしい遊園地」)江坂遊

2024/3/20(水)
・【詩】崖のタコの木/タコの実(「新しい小笠原の唄」)松木政雄
・【エッセイ】味を知るもの鮮し(「北大路魯山人全集」)北大路魯山人
・【物語】アンドゥ(「あやしい遊園地」)江坂遊

2024/3/21(木)
・【詩】アフリカ・マイマイの唄(「新しい小笠原の唄」)松木政雄
・【評論】嫌煙ヒステリー(「もっともっとアメリカ」)落合信彦
・【物語】キリマンジャロの雪(ヘミングウェイ短編集(一))ヘミングウェイ/大久保康雄訳

2024/3/22(金)
・【詩】死者(「アメリカ名詩選」)ジョーンズ・ヴェリー
・【評論】性風俗店の経営と地元つながり(「ヤンキーと地元」)打越正行
・【物語】心が二つある大きな川(二)(ヘミングウェイ短編集(一))ヘミングウェイ/大久保康雄訳

2024/3/23(土)
・【詩】草原へゆこう(吉増剛造詩集)
・【評論】ヒーローなきプロスポーツ大国(「もっともっとアメリカ」)落合信彦
・【物語】竹取探偵物語(「むかしむかしあるところに、やっぱり死体がありました。」)青柳碧人

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)

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