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歌を詠みはじめて3ヶ月、取組みに変化あり(29首)

近況(問題・要望・気づき)

うーん。うまくなり方がわからない。
これまで、ほぼ日の学校で、先生方から、歌の心、歌詠みの心、歌詠みの手足(事象の捉え方、技法)についても話を聞いてきた。ただ、自分のものにできないことが多くて、持て余している。

・場面の説明というところから抜け出せない
どうしても場面の説明になってしまう。推敲のとき、観察しているような歌になっているか? というチェックは毎回する。

・詠んだ歌についてのフィードバックがほしい
短歌会の入会手続きが完了したようだ。これで、初心者向けの歌誌への投稿もできるし、投稿添削のお願いもできる。フィードバックがもらえる機会を得たということだ。年度始めのアレコレよ、早く落ち着いてくれ・・

・手帳のサイズを変更した
これまで、歌を詠むとき、ほぼ日手帳オリジナル(A6サイズ)を使っていた。言葉を発散させたり、たくさん歌を書こうとするとスペースが小さいと感じていた。
そこで、明日(4月1日)から、ほぼ日手帳カズン(A5サイズ)に変更する。少しでも、推敲の気持ちの負担を軽減できれば・・

・「歌仙」ごっこが、いい刺激になっている
4月の授業で、再び、永田和宏先生が登壇される。その場で「歌仙」という遊びをやることになっている。詳細なルールは省くが、575をAさんが詠む、77を次の人が詠む、また次の人が575を詠む、という感じで歌をつないでいくのだ。いきなりだとできるかどうか不安だ。ということで、今「ほぼ日の学校」の同窓生のLINEグループで、正確なルールではないが、歌をつなぐ「歌仙」ごっこが行われている。選ばれる歌、つくられる歌、を眺めるのはいい刺激だ。

3月後半の歌たち

3/16土
身体のぼぉーっとしたる感覚とせわしい気持ち合わずあわわわ
公園へ補助輪付きの自転車で 通り雨来て自転車を引く

3/17日
転職の話の後に昼移動 幕見のために歌舞伎座の前
初めての歌舞伎見物味わいつ 江戸の時代の鎌倉のこと

3/18月
平生は昼まで起きる歌心 昼に起きれば詠めず日落ちる
過敏なり心の水面騒ぎ出す 揺れ消すために酒に揺れよう

(3/20 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)

3/19火
おやつどき眠気を持って座りおる 春感じ、否、睡眠足りず

3/20水
朝眠し昼になってもまだ眠い 夕に食事しまた眠かりき
鼻をかむ動作も疎く舟を漕ぐ 然れど口はポテトを噛みつ

(3/20 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)

3/21木
カメラ手にあるいは首にぶら下げて橋立ち止まり見やるツリーを
強き風そして生暖かき風 心のうちは桜満開
(3/22 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)

3/22金
年度末いつもの道はふさがって 直る、よくなる、なら我慢する
(3/22 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)
ギョッとするマスクの絵柄口裂けて 小学校ではいじられないの?
(3/22 読売歌壇応募 選者 俵万智先生)
「愛してる」「すげー好きだよ」「ウォーアイニー」終電間際 歌舞伎町にて

3/23土
返礼歌投げ銭受けたときの歌 誰にも知られず設定におり
初めての硬貨でおもちゃお買い物 いつもはピピッで勘定済ます

3/24日
新感線『朧の森に棲む鬼』はどこが見どころ? ずっと見どころ

3/25月
朝会はムズムズとして落ち着かず あゝもうここは居場所ではない
トラブルは"誰かのせい"が習い性 いつからこうで、どうしたらいい?

3/26火
心象も風景なりと申すもの我が風景を歌に詠みたい

3/27水
満開になると散りだす花びらの影が私の心に映る
(「塔」短歌会4/20締切用)
思い出す千鳥ヶ淵で花見れば風に向かって立つライオンを
白い壁白い天井茶の床に二年も僕は飽き飽きしてる

3/28木
夜そこに満開の花咲いている 青い葉は今闇が隠して
(「塔」短歌会4/20締切用)

3/29金
同僚の退職バナシ部長から しまった!おれの発表逃す

3/30土
身を屈め表参道早足で 改札近くの空間飛び込む
曇り空 雨なの?いいえ鳥のフン ティッシュ分け合うおじさん二人

3/31日
子と遊ぶ姿を想い眠りつく 起床してすぐ仕事仕度す
ドア叩く音で目覚める日曜日 「おはよう」の前スマホ取られる

(29首)

あとがき

歌はうまくはなっていないが、新たな取り組み(手帳のサイズ変更、「歌仙」ごっこ)もあり、短歌会の入会もでき、フィードバックの機会も得た。最初のフィードバックを受けたあと、5月くらいには、歌に変化が現れるといいな、と思っている。長い付き合いをするなら、焦ってもしょうがない。ノートへの投稿は、「ほぼ日の学校」の間、もうしばらく半月ペースでいいかな。

いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。