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クリエイティブになるための読書(58週目)

今週後半は体調が悪く(金曜は発熱あり)、仕事が捗らず。読書だけは何とか継続できた。この読書の時間は心を整えるのに、とてもよい。短い時間、そして、バリエーションが多い読書が、心を整えるのに効果的。


クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

今週も時々、詩経。「溱洧(鄭風)」。

最近のお気に入りは、吉増剛造とワーズワース。ワーズワースは訳のよさなんだろうか? 他の人の訳でも読んでみたいところ。

評論

ずっと積ん読していたエッセイ。内戦終結後の武装解除や紛争予防の取り組みをされている瀬谷ルミ子さんのエッセイ。一章ずつ読んでいるところ。久しぶりに目標を立てて、邁進する系の人の書いたものを読んだ感じ。もちろん、目標を立てても、一直線にゴールに向かえるわけもなく、目標を見失う時期、形を変える時期もあります。今、五十歳を前にして、あらためて自分のやりたいことに目が向き、それにだけ取り組めていることが幸せですが、それが少しでも、社会の課題とつながると、もっといいなと、感じていたところ。いい時期に読んでいるな、と思います。

物語

芥川龍之介の「トロッコ」を読んだ。が、ここまで(↓)おもしろくよめなかったー!

芥川龍之介という作家は、かなりすばらしい文章表現を持つ作家でした(誰もが知ってる事実)。みんなも読むといいよ!

実績

太字は、気になったもの、気に入ったもの

2024/4/22(月)
・【詩】狂人走れば不狂人も走る(吉増剛造詩集)
・【評論】「ソフト」戦争の時代/転換期に立つ日本のリーダー(「大前研一の新・国富論」)大前研一
・【物語】山月記(中島敦)

2024/4/23(火)
・【詩】わたしは酌む、まだ醸造されたことのない酒を(「アメリカ名詩選」)エミリ・ディキンスン
・【評論】『悠久』創刊の頃/神社と民間信仰(「日本人のこころと神道」)白井永二・工藤伊豆・上田賢治・薗田稔
・【物語】アグニの神/トロッコ(芥川龍之介)

2024/4/24(水)
・【詩】早春の歌/わが妹に/諌告と返答(ワーズワース詩集 田部重治選訳)
・【エッセイ】Ⅱ.武装解除の現場に立って(「職業は武装解除」)瀬谷ルミ子
・【物語】ある裁判(「20世紀アメリカ短篇選【上】」)ウィリアム・フォークナー

2024/4/25(木)
・【詩】溱洧(鄭風)(「詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」)牧角 悦子
・【評論】十九世紀―科学の完結と哲学・数学の不安(「人間と数学」)赤摂也・吉田夏彦
・【物語】大洋沿岸部族との戦い(「ガリア戦記」)ユリウス・カエサル

2024/4/26(金)
・【詩】犬吠の太郎(高村光太郎)
・【評論】芥川龍之介 人と文学(「蜘蛛の糸・杜子春」)三好行雄
・【物語】白(芥川龍之介)

2024/4/27(土)
・【詩】むずかしい散歩(「現代詩の鑑賞101」)安藤元男
・【評論】『蜘蛛の糸・杜子春』について(「蜘蛛の糸・杜子春」)吉田精一
・【物語】いつも心に裁ちバサミ(「みんないってしまう」)山本文緒

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)

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