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一日一首から二首へ、三首へ。詠む数を増やしていい歌に出会いたい

短歌を詠む数を増やそうと思っています。

今は、一日一首ペース。

といっても、毎日、詠んでいるわけではありません。毎日の出来事をちょっと書きつけておいて、一カ月に一回、まとめて三十一音の定型にする作業をしています。だいたい一年間で、400首弱を作ることになります。

うち毎月十首を短歌の会報誌に投稿しています。誌面に掲載されるのは、五首前後。多い時でも七首くらいです。さらに、年に一回程度、選者の方が選ぶ短歌の並びの中で、目立つ場所に掲載されることがあります。掲載された歌数首にあまりにひどい出来のものがなくて、一つか二つ、目に留まる歌がある時に、その位置に掲載されるのだろうと思います。他にも、SNSで取り上げられたり、選歌欄以外の場所に掲載されることもあります。誰かがいいなと感じてくれる歌が、年に二、三首程度、ある… のかもしれません。

この「いいな」と感じてもらえる歌をもっと増やしたいと思っています。

いいなと思ってもらえる短歌が、年間五首になれば、いいなと思ってもらえるポイントに自分で気づいて、表現が得意な気持ちや場面もわかるようになるでしょう。

そういう判断ができるようにしたいと思っています。

もし、年間千首を詠むようになれば、五首くらいはそういう歌ができることを期待してもいいんじゃないでしょうか。そうなれば、自分の得意な気持ちや場面に寄せて、「いいな」と思ってもらえる短歌の数が増やせるようになるかもしれません。

自分が芸術家肌で、突き詰めたい表現があって、その気持ちをすでに言葉にできているのであれば、他人の目なんか気にしなくてもよいと思うのですが
そんなセンスも、思いも、1mmだってありません。歌会に参加して、他の参加者の方に意見をもらうと、あぁ、確かに、この表現だとわかりにくいな、
気持ちが理解しにくいな、という真っ当な判断もできるようになります。

もちろん、歌会に出した歌がその場で評価されなくても、いいと感じてくれる人はいるでしょうけど、やっぱり、他人の評価というものは、それなりに正しいと感じています。


最近、写真に興味がありますが、写真も、とにかくたくさん撮れば、その中に、偶然も含めて、いいものが少し含まるそうです。さらにいいものが出て来た後に、その確率を少しでも上げる取り組みをすることで、よりプロにも近づくのでしょう。

例えば、歌集は一冊に200-300首掲載されていると思うのですが、数年に一度、歌集を出す歌人の方がいる場合、年間に、「いいな」と思われる歌が、50-60首は、あるわけです。


今の私にとっては、途方もない数なので、そこを目指すことは、現実的ではないですが、年間、五首、次には、十首、くらいを目指していければ、その中で少しでもいい歌にする試行錯誤ができるようにもなるでしょう。

それくらいの数があれば、新聞、雑誌、NHK短歌などへの投稿もできて、一年に一首くらいは取ってもらえるかもしれませんし、いい歌をまとめれば、短歌結社の賞にも応募したくなるかもしれません。短歌を詠みだした初年に、新人賞に応募しましたが、短歌を続けることで、だんだんと無謀なことに思えて、以降、応募していません。

まだまだ、いろんな場所に投稿するには、実力不足ですけど、今より前に進むには、詠む数が増やすのが手っ取り早そうです。少しでも他人の目に触れる歌が増えれば、今よりちょっと「短歌をやってます」と、言えるようになるかもしれません。「趣味:短歌」くらいは恥ずかし気なく言えるようになりたいですね。

今日から、書きつけるメモを増やしていこうと思います。

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