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社協職員の1日

おはようございます。Noix_220です。
今日は社会福祉協議会で働く私の一日(出勤~退勤)をお話します。


〇社協ってどんなところ?

 私の1日をお話しする前に、まず社会福祉協議会(=社協)について少し説明します。社会福祉協議会は県・市に必置(町村は任意)の社会福祉法人。社会福祉協議会の活動を一言でいうと、

地域の中のドラ〇もん (sgnさんの表現に共感しました。)

 普段生活している地域で、「あんなこといいな、できたらいいな」を暮らしている人たちと一緒に考えて形にしていく。
それは、子ども・親・学生・高齢者・障がい者・外国人 地域に住む人全員が対象です。なので、社協は地域によって特性が全然違うことも。
高齢化率が高い地域の社協はデイサービスや老人ホームの施設を多く持っていたり、貧困率の比較的高い地域は福祉資金の貸付制度体制が充実していたりといった感じです。

 そんな中で、私の働いている社協はボランティア活動の支援が大きいかなと。音声訳・手話・要約筆記・点字・配食サービス・在宅介護OBなどなど…とても幅広いボランティア団体が登録しています。活動場所の提供や補助金で活動を手伝っています。その他にも私の働く社協はデイサービス2か所、就労支援施設を持っていて、市内の学童も管轄しています。事務所にある部署はケアプランステーション、訪問介護事業所、総務課、私の働く地域福祉係です。

〇地域福祉係の1日

 そんなわけで本題です。
8:00 出勤
 
始業は8:30からですが、デスクでのんびりしたいので早めに出勤。着いたらロッカーに上着を入れ、靴を履き替えてデスクへ。出勤簿に押印して、社員証を首から下げて、PCの電源をオン。1日の初めの仕事は受付窓口の消毒から。ロビーの机と椅子、相談室の消毒をしたらポットの湯沸かし準備。給湯室でお湯を入れてコンセントに繋ぐだけ。そしたら肩のストレッチ。手を組んで大きく伸びる(1回だけヘルパーさんに目撃された)。その後はお手洗いに行ったり、一日のスケジュールを確認して付箋にリストアップしたり、手帳書いたり、LINE返したり。出勤してきた先輩方に挨拶しながら始業チャイムが鳴るのを待ちます。

・8:30始業
 
チャイムが鳴ったら立って全体挨拶。それから係で集まって予定、貸館予約、その他連絡確認。終わったらデスクに戻って、とりあえず昨日残した仕事を片付ける。在宅介護者の会を担当しているのだけど、月末に総会があるので出欠席はがきの処理をする。それと同時に退会者の確認と事務処理も。分からないこと、悩むことは一番歳の近い先輩のところまで行って確認。その合間に電話対応もする。まだ始まって数分だけど中々にマルチタスク。終ったらまた別の事務作業。生活支援コーディネーターの月記録が回覧終って戻ってきたので、市役所に送るよう準備。そんな感じで事務作業をとりあえずする。

・9:40有償ボランティア事業の利用者お宅訪問
 
この日は有償ボランティアを利用する予定の方のお宅訪問。前任の先輩と担当するボランティアさんと一緒に訪問。お宅に着いたら、困りごとの確認、支援内容の確認。今回はお風呂・トイレのお掃除と支援内容を事前に聞いていたので、掃除用具や掃除の仕方を一緒に確認。その後、どのくらいの頻度で支援するか、いつ支援するか、初回はいつにするかを決めて終わり。

・11:00事務作業
 
帰社したら、ボランティアさんが持ってきていたサロンのお弁当代を領収処理して、机の上のメモや書類を確認したり整理したり。そんな感じで事務作業をいくつかこなしたら午前中の仕事は終了。

・12:00昼食
 
時計のチャイムが鳴ったらお昼休憩。のんびりお弁当を食べて、歯磨きして15分くらいデスクで昼寝。ただ、窓口にいるのでお客さん来るときもあれば電話かかってくるときもある。最悪。特に水曜日はいきいきサロンのお弁当代を支払いに来る確率高め。せっかく休んでたのに…。とは思うけど顔に出さず素早く対応(早く食事に戻りたい)。時間交代制でいいからしっかり休憩欲しい。

・13:00電話対応
 
チャイムが再び鳴って起床。この日は午後から特に大きな仕事がなかったので電話対応しつつ、午前中の訪問の記録したり今年度の事業の計画をたてたりなんだりしていたら、前の記事でお話しした例の電話が。

 この時と同じ人からまたもや電話(内心また~~~?!)。幸いにも(?)時間に余裕あったのでお話聞きました。前回の電話から半月くらい経っていたのでその後の経過とか。そしたら前回の電話の次の日から精神科に入院していたこと判明。ということで、生活保護の申請の件は本人もどうなっているのか分かっておらず、市役所に確認。そしたら、担当ケースワーカーがついて、基幹相談支援センターの人も関わっているけど、本人より申請の意思が見られなかったのでそもそも申請しない方向になってた。(まさかの申請したくないんかい…。)まあ、とりあえず市役所との確認事項を本人に伝え…。「自身の収支把握ができていないから金銭面で不安がある、管理をお願いしたい」との訴えがあったので、市役所に収支計算を依頼すること、求人の今までと少し変えた見方を伝え、社協の金銭管理事業を少し紹介してその日は終わり。その後は基幹の担当職員にも話を聞こうとしたけど不在だったので、電話の内容や市役所とのやり取りを記録。
終ればまた雑務、事務作業。お客さんが来れば窓口で何用か聞いて対応して、電話取っての繰り返し。

 もちろん、お客が来ず、電話もかかってこず、大した仕事がない時も全然ある。そんなときこそ、時間の切り売りを実感する。先輩たちに仕事ありませんかーって聞いて回って事務作業もらえたらラッキー。なんとか時間つぶしにとスキルアップを図って、調べものしたり考え事したり努力しているつもりではある。先輩方はみんなデスクについてひたすらキーボードさわっているのでよくまあそんなに仕事あるなあと、お疲れ様と祈ってる。ハードワークとは全然かけ離れて定時でシャットダウンして帰宅できるのはもちろん、感謝すべきことだとも思っている。そんなわけで、

・17:30 退勤

 友達とかに、何しているのと聞かれれば「…何してるんだろうねえ?」。ざっと自分でも振り返ってみると、本当に事務作業。時期が来たり、人が来たり、電話が来たり、何か来ればそれに対応するのが仕事なんだけれど。それはそれで休憩なくなるくらい忙しくなったりするんだからバランスどうにかしてほしい。
 2年目になって新しい仕事も任されて、自分の持っている事業を活性化する方法も考えなきゃいけないんだろうけど、実際にそれをするのは私でなかったりするから結局例に倣っちゃうんだよね。
 そういったところは行政っぽいというか、硬い組織だと思うしある程度会社ってみんなこうなのかもしれないとも思う。自分的に達成感感じるときももちろんあるけど、やりがいはまだ少ない。たぶん、もっと地域の人と繋がれば出てくる気がしなくもない。

 今回のお話はあくまで一例。こんな感じなのね、ふ~ん。くらいに思ってもらって。

長~い1日をここまで見ていただき本当にありがとございます。
また次回の話も見に来てくれたら嬉しいです。自分を含めた大勢の幸せを願って。

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