私は、曖昧なことが色々と苦手です。
それが関係するのか、洋服のわずかな色の違いでも、とても気になってしまうのです。

黒でも、はっきりとした漆黒や喪服の色の黒っていう黒色が好きですし、白だとオフホワイトやアイボリーではなく、ピュアホワイトや純白色が好きです。

最近の洋服は、くすんだピンクやブルーなどが多く、鮮やかなマゼンタやロイヤルブルーなどは全く見かけません。
(高級な洋服屋さんには、普通に置いてある？)

白のニットが欲しい時、お店で見かけるのは、オフホワイトやアイボリーらしきものばかりで、とてもうんざりします。

黒のコートが欲しい時は、黒でも炭色っぽい黒だったり、濃紺色っぽい黒色が多い気がします。
(安い洋服屋さんしか行けない現実)

さらに、同じ色の同じ商品でも微妙に一つ一つの色が違って見えるので、自分がその中でも良いと思った色を選びます。

細かい性格の私は、靴が真っ白な色の時に、洋服にもどこかに白を入れたい場合、靴と全く同じトーンの真っ白な色の洋服でなければ、納得することができません。
(現実は、洋服や靴がそこまでないので、微妙な色の違いでも仕方なく着ています)

アクセサリーでは、シルバーが好きな色です。(その中でも、光沢がありすぎる・ガンメタリックのような色は✕など、くだらない拘りが多い)

やはり、シルバーはシルバーで合わせたいのです。洋服の飾りボタンなどの装飾の部分も、洋服と同色だったら構わないのですが、べっ甲や茶色などの飾りボタンだと買いません。靴にかかれているメーカーなどの印字や小さな金具などの色も、ボタンと同じ考えです。(黒はOKにしている)

シルバーとゴールドが、1つずつ組み合わさったネックレスがありますが、私にはどこか不自然に見えます。
主張したい色はどちらなのか、はっきりしてほしいと思ってしまいます。

ピンクゴールドも、ピンクなのかゴールドなのかどっち付かずな色で、とても違和感を感じます。

ここ数年、販売している洋服や小物類は、くすんだ色の物ばかりなような気がしていて、「どうせまた、くすみ、ニュアンスカラー、淡い〜、ナチュラルカラー、アースカラーばっかりなんでしょ」と、半ば諦めています。

鮮やかな色は、染料のコストがかかるので、あまり生産されないのでしょうか。
よくわかりません。
鮮彩な時代は、一体いつ来るのだろうといつも考えています。
(安いお店だと、ずっと来ない？)

10年ほど前は、どのお店でもカラフルだったように思います。人の様子も、華やかな人が多かった印象でした。

淡い色やくすんだ色の方が、目に刺激がなく優しそうですし、心も穏やかにしてくれる色だと思います。
私の場合は、くすんだ色を見ていると、気分もどんよりと曇り空になるような気がしてしまうのです。

濃色で、はっきりパキっとした色や、鮮やかで彩度が高いビビッドカラーを見ると、気持ちが晴れやかになります。

実際に、鮮やかな色の洋服や小物を身に着けていると、自分も性格が明るくなったように感じます。
自分の目の中の瞳孔が、パッと開くのを実感するほどの魅力的な色です。

自分自身が濁った色のような性格だと思うので、それとは反対の混じり気のない、純粋で素直な人や鮮やかな色に、とても惹かれるのです。