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メディアのかたち

日付超えてます。サボってたわけじゃないです。寝てたんです。()

さあ、今日は私の「やりたいこと」についての話をします。

進路を考え始めたのは、中学2年の時でした。みんなが成りたいものや、行きたい高校を決めていく中で、私は悩んであることを思い出しました。それが「一番最初の記憶」です。自分が思い出せる限り、さかのぼった記憶。そこには「スパイダーマン」を劇場で見た記憶がありました。

「俺、映画好きなんかなあ。」

こう唐突に思いました。確かに同級生よりは映画観てるし、と思っていた矢先。映画好きの当時社会科を担当していた先生からこういわれました。

「僕はねぇ、教師の道か、映画の道か、迷っていたんだよ。でも諦めちゃったんだよねぇ。今は幸せだし、楽しいけど、あの時映画を選んでたらねぇ。」

やたらと「ねぇ」が多い先生でした。優しくて、社会科が大好きで、映画が大好きで、私が劇場で観た映画の話を聞いてくれたり、おすすめの映画を教えてくれたり、たぶんその先生がいなければ私はこっちの道に来てないと思います。

当時の担任からも「想像力豊かで、文章を書くのも上手だから」とおだてられ、調子に乗って映画の道を選びました。よく、なぜ女優にならなかったのかを聞かれますが、それはまた今度。

高校生活を映画製作と趣味(アニメと特撮とアイドルとYoutuber)に捧げ、(高校生活の話は長いので今回はカットです)大学生になった私は、ある事に気が付きました。

「あ、これ映画だけじゃないわ。やりたいこと。」

私は、今の学部で各芸術の核化が問題ではないのかと気づき始めます。何かを「伝える」という観点にしては、みんなやることは同じのはずなんです。映画なり、美術なり、音楽なり、相手がいてこそ成立するものです。

だからこそ、私は今「映画界で一番になる」というよりも、「メディア業界のレベルを底上げする」というのが重要だと思っています。

今やテレビだけでなく、Youtubeがメディアの中心になりつつあります。映画配信サイトのサービスもとどまるところを知りません。だからと言って、テレビや映画館がなくなることもないでしょう。

他人に伝える、というスタンスを表現者たちが頭に入れ、その根底を守り続け、各々やり方で、各々の場所でレベルの高いものを作っていく。たしかに今まではそれで充分でした。

しかしこれからは、自由に場所を新しく作っていくこと、やり方を増やすこと、そして、その新しくできたもののレベルを今までのものと同じような「他人に伝える」というところまでもっていくことが重要になっていく時代ではないでしょうか。

だからこそ、今私がやりたいことは「コンテンツ」を作る人間になることでです。

「いきなり語りますが、私が推してるコンテンツに「うたの☆プリンスさまっ♪」ってのがあるんですけど、これってCDから最初始まってて、ゲーム、アニメや映画って発展してるんですよ。だから「うたプリ」ってアニメなの?ゲームなの?って言われた時に「うたプリ」としか形容できないと思ってるんです。

私はその「タイトル」でしか形容できないコンテンツを企画から入って作っていくお仕事がしたいと思い始めて、「コンテンツ作り屋さん」を名乗ってるし、「LIBERO」ももう放送サークルという形容じゃなく、「LIBERO」という新しい形にしたいと思って、来年からの企画もじゃんじゃん立ってます。」

Twitterには、こう書きました。

CDという場所、アニメという場所、映画という場所、ライブという場所。私が大好きなコンテンツは、その枠組みをとっぱらって新しい大きな存在になっていました。

これからの時代、きっと一番を狙うことも重要です。私だって、一番になりたい。でもその一番になりたいという思いを持つ人が上へ上へと行くことによって、きっとほかの人だってついてきます。

戦場の配置だけ時代ごとに変わるだけで、それに伴って意識を少しずつ変えても、あんまやること変わらないし、なんなら私仕事増えてるし。それでいいんです。

映画は「絶対」に「映画館」じゃないと。番組は「絶対」に「テレビ」じゃないと。そんな時代が終わっちゃったことに、みんなもっと気づいてね。


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