大人になれなかった者の詩
「大人行き」
電車のドアが目の前で...
駆け込めなかった惨めな自分。
信じてた、みんな大人になれるって。
だけど本当はそうじゃなかった。
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変わる街、途方に暮れて立ち尽くす。
どこかへ急ぐ、立派な大人。
塞ぎ込む。社会の闇が見えたとき。
生きてく自信すぐに無くなる。
街中の、ヒカリ、幸せ、乱反射、
胸を貫き「ココロ、イタイヨ」
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いつまでも認めたくない僕がいて、
終わることのない自分探し。
青春の意味がわかったあの日から、
時計の針は止まったままだ。
呪われたアイデンティティーは悩むこと
取り残された者の宿命。
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「疲れたな」
駅のベンチに腰掛ける。
「生きたくないし、死にたくないな」
ここにいる。でっかい声で叫んでる。
「辛くなったら戻ってこいよ!」
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