メンタルケアの観点から、創作や表現、鑑賞についてを考え中です🤔💭(15)人間の記憶と歌②


こんにちは!
読みにきてくださりありがとうございます🙇‍♂️

現在、『音楽(歌)と記憶』に関する気になるキーワードリストを挙げて、ちょっとずつ文字にしてまとめてみようという試みをしてます💪

↓前々回挙げた
〈浮かんだキーワードリスト〉


感情の記憶
・メロディ
・歌詞
・音(自然音や、ある特定の楽器または集合、情景や場面・物語・時間性を含む)

無意識の想起
・しやすいタイミング
・その曲をインプットしてからの期間、頻度
・自律神経との関連

思春期に音楽から受ける影響 今回
認知症患者さんが音楽から受ける影響12/20済

思春期に音楽から受ける影響を考えてみたい

今回もリストの下からいきます🙃
『思春期に音楽から受ける影響』について考えてみます。
前回の『認知症患者さんが音楽から受ける影響』も少し深めて絡ませようと思います!

認知症患者さんが
思春期の頃によく聴いた音楽を
再度聴くと、
どういう効果をもたらしそうか?

(太線は前回の内容に追記した文です)

*疾患による認知、記憶の状況に対して、
→音楽(歌)による救いがあるとしたら
っていう構成の文章になってます。



○注意障害
(→目的や動作の段階を忘れてしまう。
→何をしたかったのかを忘れる。
→無気力に。)

→音楽(内容問わず)を聴く間は、
リズム等あるため注意を集中しやすいかも。
(注意を削がれにくい、記憶維持がしやすい)



○不安感・孤独感
(馴染みのない場所において、あるいは痛みへの恐怖)
→なぜここにいるのかわからない
→何をされるかわからない
→不安感

(安心感のある場所であっても)
→周囲からなぜか怒られ、避けられる-本人視点
→出来ていたことが出来なくなった
→孤独感

→懐かしい音楽(歌)を聴いて、
個人の安心感・一体感が思い起こされた場合、
心の奥深くが癒される感覚があるかも。

○感情を司る脳部位の機能は低下しづらく、
出来事の内容は忘れても、感情の記憶だけが長く残る。
→例えば、家族の大事なものを捨てて怒られた出来事の記憶は消えても、怒られて不快だった感情の記憶だけは残っていく。たぶん昔の記憶も。

→青春時代(思春期)に聴いた音楽を再度聴くことで、
無邪気だった頃のポジティブな感情の記憶
(安心感、一体感)を思い起こし、
その気分・記憶を長続きさせられるかも。


広く、思春期に音楽(歌)から受けそうな影響についてを考える


このテーマは、
色んな視点から記事にしてる人が沢山いたので、
印象に残ったサイトのURLと
気になったポイントを何となく書いておきます。

上の二つの記事で出てくる研究結果から

13歳~14歳の頃に聴いていた音楽が、大人になってからも最も好きな音楽である。

とのことでした。中学2〜3年くらいですね。
なるほど〜って感じです。

新しいことに遭遇し、自己が確立される時期であるために、その頃の出来事はより強力な記憶として残るのでは、とのこと。
成長の過程で『自分』のテーマソングがいくつか刻まれてく感じですかね?🤔

アーティストさんが紡ぐ言葉や考えが
その子の知識や表現として肉付けされていき、その子の『自分』という存在を少しずつ作っていく。師の姿から学ぶイメージがわいてきます。


こちらの記事によると
海外のデータから、

10代 人気の音楽ばかりを聞く
20代 年を取るにつれてトレンドを追いかける人が減る

33歳にもなると新譜を明らかに聞かなくなって、新譜を探すのを止め同じ曲ばかりを聞くようなる 

という傾向があるそうですね🤔

なんとなく、

10代→より受け入れられる自分になるために、自己のアイデンティティを模索
(何か大きなものへの忠誠心や帰属感)

20代→自分の価値観が固まってきて、他人との違いを受け止められるようになってくる
(自分にとっての幸福・愛は何かを学び、
それに合ったものに多く触れようとする)

30代過ぎ→めっっちゃ忙しくなって(仕事上の立場、家庭での役割、子育て等)
そもそもの音楽に触れる時間が減りそう。
同じ曲ばかり聴くようになるのだとしたら、そこに安心感を求めているのかもしれない。
それは自分のアイデンティティを揺るがしてくるような不安やプレッシャーが強いことへの裏返しなのかもしれない🤔

という考え方が浮かびました。

今回色々考えてみて、
音楽(歌)は一人一人のアイデンティティの確立とか在り方に深く関係している側面があるのだろうなぁ、と感じました。

また、大人になって色々な経験をした上で
思春期によく聴いていた曲を聴き返すと、
『こういう意味だったのか』みたいな新たな発見があったり、その人自身の人生の振り返りになったりする側面もありそうだと思っています。

思春期の頃に出会った歌は、
漠然と
良いな😆素敵だな😆好きだな😆
と深く考えずに聴いていたとしても、
将来的には道標というか、羅針盤のような、より深く人生を理解するための『記憶』になる可能性を秘めているのではないかなと思いました。

今回はここまで!
読んでくださった方、ありがとうございました🙇‍♂️

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