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絶望した!

以前は何でもかんでも「終わった\(^o^)/」となるスーパーネガティブマンな私も、最近では簡単に絶望することはなくなった。
ただどうやら、それもごく稀にあるらしい。

「観たかった映画の配信が終了してしまっていた時」だ。

その絶望が初めて訪れたのは、ルシオ・A・ロハス監督(Lucio A. Rojas)の『SENDERO』。

一瞬だけ「これは!」となる眼窩ゴアがあった貴重な作品


「これは観たい!」と辿り着いたその直前に、Netflixでの配信期間が終了していたのだ。
(邦題:『血塗られた道の悪夢』)

ほんのちょっと前までは日本語字幕付きで観られなのに!なんでもっと早く気づかなかったの!!絶望した!!
と散々観られる方法を漁ったものの、到底叶わぬ夢。それでもどうにも観たかったので、新宿はビデオマーケットさんの店長氏に取り寄せをお願いし、海外盤で観たのだった。
(幸いストーリーはやべー家族に襲われる系のベタベタなものだったので、日本語字幕が無くともいけた。)

もうこんな悲しい事件は起こさないぞ……と構えていても、新作映画をチェックしながら、本国公開の何年後かに突然入ってくるかもしれない旧作全てに目を光らせるのも難しく。
またやってしまった。
叫ばせてくれ。


絶望した!!
(BGM:林檎もぎれビーム!)

タイヤが人を襲う『ラバー』の監督、カンタン・デュピューの作品を二つほど配信で見逃した。
『ラバー』のあらすじからわかるように、変な映画ばっかり撮っている監督なので……
この配信を逃したら、もう誰も買い付けてくれないんじゃないだろうか。はぁ。
とはいえ、これまでにも『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』や『地下室のヘンな穴』などは日本盤が出たりアマプラの配信もあったりするので、ほんの少しだけ期待してもいいのだろうか。

革ジャケに執着する男のテンポもったり殺人スリラー
入ると三日分若返る穴のある新居に引っ越してきた夫婦の話

前述の二作とは別だが、カンタン・デュピューでは『REALITY』という作品が一番気になる。

ジャケットからして惹かれる

プロデューサーにホラー映画の企画を売り込みにきたカメラマン、仕留めた猪の腹から出てきたビデオテープが気になる少女、全身が痒い料理番組の司会を務めるタレント……。
意味のわからないストーリーが絡み合うブラックコメディだという。そこはかとなく『ビデオドローム』の匂いがするのがくすぐられる。
これは私が映画を見始める前、2014年に東京国際映画祭で上映されたっきりのようなので、観られなかったのも仕方ない。
でも観たい。

かつてデュピュー作を配給してくれた会社さんたちが再び日本に入れてくれないかと薄らぼんやり願うのだった。

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