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憧れの埋葬法【三日以上続けば万々歳日記】

朝・昼

今日は、仕事が休み。仕事がない日に限って、寝起きがいい。ぱっちりと10時頃に目覚めてしまった。

昼過ぎ、図書館に本を返しに行く。歩いて30分くらいの、中野区立中央図書館だ。
しかし行ってみると、休館日だった。がっかりしながら、中野駅近くの喫茶店に行く。1時間だけ、滞在して持参した本を読み進めた。

自宅に帰り「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催中の古代エジプト展に行きたかったことを突如思い出す。
日時予約制だというので予約を取ろうとするも、予約はもう一杯だった。
全日程がだ。忘れているくらいなのに、予約が取れなかったとなるとなると、べらぼうに悔しくなった。

古代エジプトと言えばミイラだ。人だけでなく、猫のミイラなんてものもある。
古エジプトでいうところの「天国」には、ナイル川が流れ現世のエジプトそっくりの場所らしい。権力者が死ぬと、たくさんの奴隷や奴隷を模したものが一緒に埋葬されたという。
彼らは天国でも奴隷なのだろうかと思うと、少しさみしい気持ちになる。
そして、権力者の思い描く最高の場所が当時のエジプトだと思うと、彼らの生活が少しうらやましい。常に最高の場所にいるなんて。

あたりまえだけれど、世界各国には弔い方がたくさん存在している。火葬、土葬、水葬、樹木葬……。
わたしにはずっと憧れている埋葬方法がある。
それはチベットなどで行われる鳥葬だ。鳥葬とは、魂の抜けた体(死体)をハゲワシなどの鳥に食べさせ天へと送り届ける儀式のこと。

鳥葬は小学生の頃に父から借りた、夢枕獏の『鳥葬の山』という短編集を読んで以来、ずっと憧れているのだ。
短編の内容に、というよりも鳥葬という言葉とその方法に惚れてしまった。

なぜわたしが鳥葬に憧れるかというと、食物連鎖の一環に組み込まれることがひどく羨ましいからだ。人間は動物のくせして、円環から外れている感じがする。それがなんだかわたしには、ひどく悲しく感じるのだ。
できることならば、そこら辺の森で野垂れ死に狸なんかに食べられて、腐って、ウジまみれになって、木の養分とかになりたい。
気持ち悪い言い方をすると、この生物世界の仲間にいれてほしい。わたし個人で完結したくない。

どうしても鳥葬が見たくて、調べたことがあった。
今では、観光客が見ることは禁じれているらしい。わたしの憧れ。
わたしが死んだら鳥葬してほしい、それか土葬。

シーブリーズのボディシャンプーで体を洗う。
ものすごくスースーして爽快。男性向けの用品って、スースーすることが多く、使う前までは、メンソールが入っていないと綺麗になったと認識できないのかと思っていた。しかし、今ではメンソール入りでないとさっぱりしない気がする。
ぜひ、ウィメンズものでもメンソール激強シャンプーなどを開発してほしい。

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