『おしまいのデート』(瀬尾まいこ 集英社文庫)
今のこの時間が、ずっと続くものじゃないと、みんなが知っている。人生なんてそんなもんで、人と人はくっついたり離れたり、もう会えなかったり、びっくりするような新しい喜びがあったりする。
かなしい話はひとつもない。優しく温かい、じんわりと愛しい短編集。
人生って確かにこんなもんだけど、こんなもんだとしたら実はめっちゃ素晴らしいんやない?
そんな声が聞こえてきそう。
小説はすてきだ。
『おしまいのデート』(瀬尾まいこ 集英社文庫)
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