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【読書】ぜんぶ体型のせいにするのをやめてみた。

この本を読んで、声が出そうになるほど号泣してしまいました。
ダイエットに悩んだことがある人には、絶対に読んでほしい一冊です。


私のダイエット歴

保育園の頃からぽっちゃり体型の私は、20年以上ダイエットを意識して生きてきました。いろいろなダイエット方法を試し、栄養に関する資格も取りました。
3年前のコロナ禍をきっかけに9kgの減量に成功したものの、3kgリバウンドして現在に至ります。現在は標準体重よりややプラスといった体型です。

本が心に刺さった理由

なぜ本を読んでこんなに泣いたのか。それは著者の気持ちが痛いほど分かったからです。(やめようと決意した家族とのシーンは、涙が溢れて読み進められないほどでした😭)
著者ほどではないですが、私が自分に課していたルールを書き出してみました。

・PFCバランスを計算し、1日の上限を超えないように考えて食べる
(目玉焼きを食べたから、ここでベーコンを食べると食べすぎだな、など)
・脂質は1食15g以下、脂質=悪
・牛肉、豚肉、ひき肉、バター、牛乳、チーズ、ナッツ、アボカド、揚げ物は控える
・たくさん運動する。週2回のヨガ+YouTubeで宅トレ
 運動しない日をなるべく作らないようにする
・水をたくさん飲む

ダイエット思考

上記の生活を続けるうちに、私は以下のような思考になっていきました。

・食べ物を栄養成分でしか見れない
・体重に一喜一憂する
・家族が作ってくれた食事を心から楽しめない
・自分で料理をすると ”太らないもの” を作りがち(鶏むね肉、豆腐を愛用)
・”何が食べたいか” ではなく、”何なら食べても大丈夫か”
・鏡で体型を見ては否定
・結果をすぐに求め、上手くいかないとさらに厳しいルールを課す

書き出してみて、怖いなと思いました(笑)
痩せたい=頑張るという思考が染みつき、「もっと・・・」と自分を追い込み、頑張ること・我慢すること・苦しいことが当たり前になっていました。心が完全に麻痺していました。

そんな生活を長年続けてきた時にこの本に出会い、
「もう頑張るのやめたい」
と思いました。もう体型のことを考え続けるのをやめたい。自分を否定したくない。幸せになるために生きているのに、苦しくなる生き方しかしていない。
号泣するほど自分を追い込んでいたことに気づくことができました。

幸せに生きる思考に変えてみる

これまで食事・ファッション・運動の目的は、全て痩せるためでした。
その思考を手放そうと決めました。
体重を気にして食べるんじゃなくて、食事そのものの美味しさを感じて食べる。痩せて見える服を選ぶんじゃなくて、着たいと思った服を着てみる。減量のための運動じゃなくて、身体の調子がよかったり運動後の爽快感を目的に運動する。
そんな風にひとつひとつを楽しんでいくことが、幸せに生きることだと思うのです。


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