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寝台特急9列車で行くチェンマイ経由北西部秘境を巡る旅(その5)

今回のメインイベントと言うか、タイ王国秘境界のラスボスと言うか、ウムパーンへ行きます。

もともとはカレン族の住む土地であったが11世紀頃からタイ族の進入が見られた。1898年には現在のウタイターニー県の領域に組み込まれメークローン郡 (อำเภอแม่กลอง) と呼ばれたが、1906年にウムパーン郡と名を変えカムペーンペット県に編入された。
1926年、今度は分郡(キンアムプー)に格下げされ今度はターク県に編入された。度重なるたらい回しと格下げの末、1959年の郡(アムプー)に再び戻った。なお現在でもカレン族が多く住む地域であり、地名のほとんどはカレン語である。
ウムパーンという地名もカレン語のウムパから来ている。ウムパとは「竹筒を開ける」ことで、タイの入国管理局が、ミャンマーからの入国者のパスポートを調べるとき、ミャンマー人が荷物入れである竹筒を開けることから来ていると言われる。(Wikipediaより一部改変

Wikipediaのウムパーン郡の名称・歴史の説明読んでいるだけで、秘境ぶりが分かるってものです。

更に地図を見て、

人口密度が低く開発が行き届いていないことから、自然の豊かな地区として知られる。郡内には世界遺産の一部であるトゥンヤイ・ナレースワン野生生物保護区を有するほか、その緩衝地帯であるウムパーン野生生物保護区がある。また滝なども数多くあり、中でもティーロースー滝はタイで一番美しい滝として知られる。メー・ウォン国立公園やクローン・ラーン国立公園の敷地の一部もある。郡内の重要な水源はメークローン川でこれはカーンチャナブリー県に注いでいる。
四方を山に囲まれていることから交通の便が悪いことで知られている。国道1090号線がウムパーン郡中心部とメーソートをつないでいるのが唯一の主要な郡外との交通路である、この道路は全長164kmの間に1219個ものカーブがあることで有名な悪路であり、メーソートから郡の中心部まで車で3〜4時間もかかる。他に小さな道が郡内のヤメーディー村からカムペーンペットを結んでいるが、あまり知られておらずまた、整備も十分されていない。国道1167号線はミャンマーと郡をつなぐ道である。
国道1117号線はカムペーンペット=クローンラーン=ウムパーンをつなぐ目的で建設が始まったが、あと28kmの所で自然調査が行われ、ウムパーン野生生物保護区に指定され、1990年以降道路建設は終わった。また2004年、カーンチャナブリーのサンクラブリーとを結ぶ計画も持ち上がったが、こちらは世界遺産に登録されていることもあり、すぐに廃案となった。(Wikipediaより

Wikipediaの説明を読んでいると、秘境ぶりが更に分かります。
バンコク中央駅から、ウムパーン唯一のセブンイレブンまでの直線距離310kmに対して、道路で移動したときの道のりは650km。本当に道がないんです。

ソンテウに揺られてウムパーンへ

さて、出発します。昨日バスターミナルにいた運転手に「プルンニーチャオ、キーモン?(明日の朝何時?)」と聞いたら、「チェットモンクン(7時半)」と答えてくれたので、6時半にチェックアウトして、呼んでもらったタクシーに乗ってバスターミナルへ向かうのでした。

7時30分にバスターミナルを出発した2261系統ソンテウですが、市街地を東へ進みます。そして市街地を進むこと30分、町の東外れの(元)バスターミナルだったようなタラート(市場)で小休止。
(ตลาดสดทองอุดม タラートサットーンウドムと言う名前のようです)

筆者らに「キミたちも朝飯食べろよ」と言い残し、運転手は食事タイム。こちらはソンテウに長丁場だとトイレの心配とかあるので、できるだけ食べたくないです。
運転手は20分しっかり食事をされて、8時20分に再出発です。
(前泊される場合)朝8時くらいに来て、こちらから乗車が良さそうです。

出発したら、思いっきり飛ばされました。やっぱりあんまり食べないほうがいいかも。1時間40分くらいかけて、ウンピウムの難民キャンプへ。

それなりに物々しい雰囲気あります。
難民キャンプの終点近くで一旦折り返し、難民キャンプ手前のサービスエリアみたいなところに入ります。

そこで30分休憩。普通にビールも売っています。今日は自重しますが、明後日(帰り)は飲みますわ。

再びソンテウは走り出して、約2時間でウムパーンの町の入口へ。そこで乗客一人一人に行先を聞き出しました。筆者はまだ宿泊先決めていないので、その旨伝えると。運転手曰く「じゃあ連れて行くよ」とのことでした。どんなゲストハウスなのかな?

12時30分に(町のデパート)セブンイレブンの前で降ろされました。
向かいのゲストハウスでええやろ。とのことです。

ゲストハウス(プードイゲストハウス)自体は秘境感ありますが。隣銀行、向かいセブンイレブンで、あまり秘境感は感じないウムパーンの町中。

夕方になり、付近を散策したらメーホンソン以来のオシャレっぽい飲食店が。
味的にも問題なし、ワイン飲めたし。メーサリアンよりはパーイに近いね。居心地はいいです。

泊まりはレストラン(The Sun)の向かいの K & K ゲストハウスがいいですね。

いよいよタイ随一の超絶クソ田舎へ(褒め言葉です)


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