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寝台特急31列車で行くハジャイ経由アイランドホッピングの旅(その5)

明けて次の日、この日の月没は7時24分とのことなので、7時頃に月見に行きました。
仏教にしてもイスラム教にしても満月というのが、神聖なものというのは承知の上で、でも海岸にギャラリーが結構いたのにはびっくりでした。
神聖な月没をみたら、後はランカウイではやり残したことはございません・・・と思ったら、洗濯物が。

本当にムスリムのおっさん達は時間にルーズだ。前日の朝言ったことは守れない、マレーシアに来るとそういうのがやっぱり多いよな。
8時にはロビーに降りて、洗濯物はまだか?まだか?と催促しまくる。
8時30分頃に出来たと持って来るも、
「おたく、部屋番号334だったよね」
「洗濯物の部屋番号344だから違うよね?」
と何か勝ち誇ったように言ってくる(どうやら私が部屋番号間違えて記入したみたい)。
絶対に謝るなんてしない人達だから、こういうときに自分たちが気持ち良くなるズリネタを意地でも探して来る。本当に後味悪いナディアスホテルでした。

フェリーがペナンに着くのは午後になるし、乗るフェリー自体もリペ島から乗ったのと似たようなオンボロ高速船で食堂なんて絶対なさそうだしと言うことで。フェリーターミナルで朝食食べたいので、もういい時間です。
荷造りしたら「あばよ」と、後味悪いナディアスホテルを後にします。

もちのろんでGrabでクルマ呼んでクアの港へ向かいます。値段は30リンギット。行きと同じ価格でした。と言うことは、港のタクシー乗り場は自浄されているんですね(変なこと言ってきても、30までは値切れます)。

9時30分頃に港に到着。スーパーファーストフェリーのきっぷ売り場を探して、フェリーのチェックインを(きっぷはEasybookで買いました)。
チェックイン後、ターミナル内のフードコートで朝食を食べて、出発ロビーで船を待ちます。あー、微妙な高速船は乗りたくない。

ジョージタウン着きました

定刻より20分遅れの10時50分にランカウイ島クアの港を出航して、13時10分にペナン島ジョージタウンの港に到着。

シンガポールをベースにしている豪華客船ゲンティンドリームも、同じくらいの時刻に港に着いた模様です。

こういうのでアイランドホッピングもしたいなぁと思いつつ港を後にしました。

この日の宿はバターワース行フェリーターミナル最寄り宿のホテル19にしました。

部屋はそこそこ広く目の前がフェリーターミナルであるばかりでなく、島内バスのバスターミナルでもありますから、交通の便は最高です。ペナン島4回目にして常宿を見つけられました。

コムターに行きます

ホテル向かいのバスターミナルからバスでペナン島のランドマーク、コムターへ向かいます。

ぺナン島のバスは難易度が妙に高いのでご注意を。
・Google Mapの路線案内は当てにならない
・系統当たりの運行本数が少ない
・よって行きたいところへ到達するかを周りの人や運転手に聞く必要がある
・お釣りは出ないのはわかる。でもICカード等は売っていない
・お釣りが出ないのはわかる。でも両替機は置いていない
・もちろんワンマンカーだからお釣りが出ない

よって、
・コインがないときにお釣りをもらえなくても諦めがつく人
・港やコムターのバスターミナル以外からの乗車は相当な忍耐力が必要
この二つができる人じゃないと使いこなせません。
日本の田舎のバスより酷いのが現状(タイでもここまで酷いのは少ないレベル)。

結局のところ、港とコムターの間しか使い物にならないと思ったほうがいいです。

そして、その辺りの不親切さはすべてに言えて、展望台(The Top)への入り口探しで悪戦苦闘するのでした。結構大変でした。今でもよく分からない。

世界遺産ジョージタウンと海を挟んで対岸の工業都市バターワースとのこの景色は中々のものだと思いますが。38リンギットも取られるので、天気のいい日に一度行けばたくさんかな?

下界に戻り、次の目的地へ。ちょっと悩みましたが、今回もバス使います。
ガーニーの方へ向かいますので、運転手に聞いてからの乗車します。
厳密な時刻表があるようでもないので、とっとと発車すればいいのに発車しない。
バックパッカー風のファランがお釣りで揉めています。結局決裂したみたいで乗らなかったです。ファランさん、ご愁傷さま。と言うことで出発進行。

バスはビルマ通りを北西へ。途中からビルマ通りは一方通行になるので、右折して、左折して、もう一本海側(北側)の通りへ。この辺からガーニーと言われる高級住宅(特にタワーマンション系)が並ぶ地域に入り、いわゆるグルメ地帯にもなります。
食事の前に寺一軒寄りたいと思っていて、バスがちょうどいい停留所に停まりました。降りなきゃ!と思い、ブザーも押したのに、ドア開けてくれません。
今度は自分がマレーシアの洗礼を。本当に印象悪い乗り物です。今度は自分にご愁傷さま。

ガーニーに着きました

バスは次のガーニーパラゴン(デパート)最寄り停留所へ。ガーニーパラゴンは行ったことあるから、今回はパス!ということで、マジで運転手死ね!って気分で元来た道を戻るのでした。

道路挟んで2軒寺があり、ちょっと大きめの方(緬仏寺・ビルマ寺)に入ってみます。

中々立派な四重の塔が、

中に入ってびっくりしたのは、エレベーターがあることもですが。このエレベーターだけなのか、塔すべてなのか不明ですが、イトーさんと言う大富豪が寄付されたという事実。マレーシアの有名寺院で日本人の名前を見ることになるとは。
こういうビッグな日本人になりたいです。

向かいの寺の塔とガーニーの高級マンション群。有名な寝仏は向かいの寺にあるらしい。見るの忘れてしまった、残念なり。

さて、お寺の後は、ガーニー地区に住んでいる駐在員やロングステイ者から人気の日本料理店、宮坂へ行きます。
2回目の来訪ですが、ここは行きつけにしたくなる店。酒と肴でほっこりします。

ペナン島の尾根遺産

最後にこの日のメインイベント。ランカウイではエロに走らなかったのもそれ!
深夜特急の舞台になった置屋ホテル、再訪です。

さらに歩いていくと、かなり安そうな旅館が見つかった。同楽旅社、とあるからには華僑が経営する宿なのだろうが、どこか当たり前の旅社とは異なる奇妙な雰囲気が漂っている。それは広い前庭の奥に建っているということもあったが、なにより一階がバーになっていることが大きかった。(深夜特急 2より

すでに看板に「旅社」の文字はないのですが、深夜特急での表現と写真から醸し出される雰囲気は完全一致。今回10年くらいぶりに深夜特急を読んだのですが、置屋の前に着いたときにちょっと身震いしました。

一階のバーで一ドル五十セントのビールなど呑みながら、好みの女と交渉し、話がまとまると二階の女の部屋に上がっていくという、絵に描いたような売春宿だった。(深夜特急 2より

まさにその通りで、今タイからの出稼ぎちゃんが隣にいて、一緒にビール飲んでいます。ただ、このタイ人いまいちだ。というか、せっかくのマレー半島なんで中国人かベトナム人とやりたい(^^)

と思っていたら、太客が来て、奥に隠れていた娘が全員出てきました。地元の金持ちらしき太客からドラフト指名されなかった娘のうち2人が良さげなので、呼んでみました。

この店には日本人も来ることがあるのだという。もちろん旅行客などではなく、仕事のために長期滞在している単身赴任者である。(深夜特急 2より

これもその通りで、太客が来て、娘がじゃんじゃん出てきたときに、思わず日本語で「たくさんいるじゃないか」と言ってしまったら、向かいの御仁が「?」って表情されたので、挨拶したらジョージタウン在住の日本人駐在員でした。
もっとも、今では深夜特急読者の日本人個人旅行者も多いと思いますが。

自分「買いに来たの?」
駐在「出張者をアテンドするための情報収集で来ただけなので、今夜は飲むだけ」
自分「最初についたタイ人いらないよな。でも後の二人で3pだと言うとタイ人怒りだすよな」
駐在「4pしちゃいなよ」
自分「(他人事だから言うなぁ)トホホだけど、しゃーないトホホ」

前回来たときは、250リンギットが言い値だったので、ちょっと安めの200リンギット×3人でタイ人に交渉させる。
良いよ、但し挿入はなし。と言う条件で成立。

彼女たちの私室でもある二階置屋へ。ここの良いところはシャワー浴びろとも、シャワー浴びてくるとも言わないところ。洗っていないマンカスたっぷりでおしっこ臭いおまんこを心ゆくまで舐められるところです。三種三様の味わいが最高でした。
(前回もでしたが)宮坂で久保田千寿の4合瓶1本飲んでいるため、勃つものも勃たないんだけど、やっぱり挿入したい。だけど勃たないから生しか嫌だ。
前回は100リンギットのオプションで生挿入させてくれたのですが、今回は交渉不成立でジ・エンド。

下に降りたら、駐在さんもお帰りで。

次の日はマラッカへ行きます


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