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ご自愛はじめました

近頃、なんだか疲れがとれない、体が重いと感じることが増えました。

季節の変わり目のせいなのか、それとも仕事が忙しくなってきたせいなのか。あまり考えたくはないけれど、歳のせいなのか?

調子のいい日と思える日が少なくて、やりたいこと・やるべきことができていない不安と焦りから、ますます体調が悪くなっているような気がする…

そんなことを感じていた私ですが、友達へのプレゼントをAmazonで物色しているとき、ふと自分にもプレゼントを贈ろうと思い立ち、「あとで買う」にしばらく入れっぱなしになっていた本を買ってみることにしました。

買ったのはこの2冊。


最近は、勉強になりそうだな、と思う本を購入したり、図書館から借りることが多くて、純粋に好きだから、という理由で本を選ぶことが少なくなっていました。

久しぶりに、ただ好きだから、という理由でこの2冊を読んでいたら、心が潤ってくるような気がしました。

この2冊の本には、自分を愛する方法や、自分の暮らしを愛する子たちの物語が綴られています。

本を読み終えて、私も少しずつ暮らしを見直してみよう、と思ったのでした。

まだ見直しはじめたばかりですが、やってみて、これはいいぞと思ったお気に入りのご自愛習慣を、紹介してみようと思います。


1 朝散歩

photo by unsplash 

朝散歩といっても、早起きして長い距離を歩くわけではありません。

職場にこれまでより10分くらい早く向かって、職場の周りを10分歩く、というだけの朝散歩です。

私の職場(美術館)は森の公園に面しているので、朝に散歩をしている方々をよく見かけていました。
朝に弱い私は、朝から運動なんてよくやるな~と横目に見ながら、車を降りて、まっすぐ美術館へと向かっていたのです。

でも、歩きはじめてみると、とてもきもちいい!
なんで今まで朝に散歩しなかっただろう、と後悔するくらい。

特に、今の季節は太陽の位置が低いから、光がななめに差し込むので、木々の間からこぼれる光がやわらかで、はっとするほど美しい。

森の空気を吸い込んで、朝の光を浴びると、頭もすっきりする気がします。

寒くなってきましたが、マフラーと手袋をすれば、大丈夫。
もっと寒くなったら、水筒に温かい飲み物を入れて持ち歩きながら散歩しようかな、と計画しています。


2 整体

ずっと肩凝りに悩まされてきたのですが、治る気がしなくて、諦めていました。

私は、心身のメンテナンスをつい後回しにしてしまいがちです。

イタリア留学前は、不安と焦りから帯状疱疹になり、最初の職場では過大なストレスで抑鬱状態に、社会人から大学院進学のために猛勉強していたときは蕁麻疹に、去年修論を書き終えた頃に盲腸に、と因果関係はこじつけかもしれませんが、何か大きなことに取り組もうとすると決まって体調を崩します。

そして、非常に良くない思考ですが、体調を崩すと、少し安心してしまっていたのです。
体調が悪くなるほど、私は頑張っていたんだね、と。

ただ、その論理だと、体調を崩さないうちは、まだ頑張れるというか、体調を崩すまで頑張らなきゃいけなくなっちゃうわけで、非常に不健康な考え方だなと最近では思うように。

それで、これまでは大したことないと目をつぶっていたことにも、目を向けてみようと思った結果、気になりはじめたのが、肩凝りです。

ちょうど家の近くの整体がネットでの評判がよかったので、行ってみることにしました。

整体ではひととおり身体の悩みを聞いてもらいます。

肩と首のあたりが特に痛いことを伝えると、整体師さんは、なるほどと言いながら、立つ姿勢と座る姿勢をチェックしてくれました。

立つ姿勢では、骨盤が歪んでいることを指摘されます。歪んでいると言われても、そうかなぁとまだ半信半疑。

次に、座る姿勢をチェックされます。「身長のわりに脚がずいぶん長いんだね」と言われ、そうですかねと(褒められたのかと思って)にこにこしていると、「これが肩凝りの原因かも」と言われ、ぎょっとします。

座るときに腰よりも膝が高くなると、腰に負担がかかるから、膝の位置を低くしようとして脚が前にだらっと伸びる、あるいは脚を組む、そして骨盤が歪んで、背中も丸くなり、頭だけが前に出て首と肩に負担がかかる、というのが整体師さんの考える肩凝りの原因でした。

椅子の位置を高くして、膝と腰は直角に立てるようにすると正しい座り方ができると教えてもらいました。

そして、いよいよ施術に。
ひたすら腰から肩にかけて背中をゆらゆら動かされます。
施術は、あっという間に終わってしまい、これで5,000円かぁ、ちょっと高いな、と思ったのが正直なところ。最初のうちは頻繁に通うことで、疲れにくい身体になりますよ、と言われても、2回目はナシかなと思い、次の予約を取ることなく整体院を出ます。

ところが、施術が終わってからがすごかった。
家に帰ってからも、身体がずっとぽかぽかと温かい。
首や肩を動かしてみると、いつもは少し動くだけで、ゴリゴリボキボキバキバキと不穏な音がするのに、まったく音がしない。

ただ、肩凝りのない状態があまりにも久しぶりすぎて、これが心地よい状態なのかはじめはよくわかりませんでした。

次の日からは、正しい姿勢でデスクワークをすることを心がけました。

整体に行ってから、1日中デスクワークをすれば、1日分の疲れは身体で感じるものの、一晩寝るとだいたい回復するようになりました。

最近また少し疲れが溜まってきたので、2回目の整体を予約しました。


3 無理せず、休む

朝起きたときに、めまいと吐き気がした日、私は普通に職場に向かおうとしていました。その日は、女性特有の月の障りの日でした。

玄関で靴を履いているとき、目がぐるんと回る気がして、その場にしゃがみこんでしまいます。

なんとか行けるかなと思い、車まで向かいましたが、目と頭がぐるぐるとするので、運転に不安を感じました。

この状態で無理しながら行って、もし事故を起こしたら…?体調が悪かったとしてもなんの言い訳にもならないな、と考え直し、職場に休みをとることを伝えました。

しかし、休みをとったはいいものの、やっぱり行けたんじゃないか、こんなことで休んでよかったのかと少しモヤモヤしていました。

体調が悪くて休んじゃったんだ、とお昼頃に妹に連絡すると、「今日はゆっくり休んでね。私は、明日でいいことは、明日やる主義だよ。」と返ってきました。

今日は休んじゃったけど、明日やればいいんだと思えたら、気持ちが楽になって、その日の午後はゆっくりと寝られました。


4 日記をつける

Photo by unsplash

その日起きたいいことや感謝したことを3行くらい日記として書いています。

まだ日記をつけはじめて2週間くらい。毎日のごはんも写真に撮るようになりました。
日記を書いていると、日記を充実したものにしようとして、暮らしも充実するような気がします。

「今日は疲れていたから、早く寝る」としか書かれていない日もありますが。笑

今度noteでも、最近書きはじめた日記を公開してみようかなと思っています。


5 スマホから離れて、夜読書

最近あまり読書の時間がとれていないのが、悩みの種でした。

読書する時間なんてないや、と思いながら、何に時間をつかっているんだっけ、と改めて生活を見直してみると、何もしていると言えない。

ただ、ごろごろして、スマホをぼーっと眺めていると、いつのまにか時間が経っています。
疲れているときはそれしかできないんだ、と自分に言い訳をして。

でも、本当にそうかな?と自分に問いかけてみます。

本当はダラダラとスマホを眺めるのをやめれば、本を読めるんだよな、と認めざるをえませんでした。

スクリーンタイムの記録によると、これまで1日に2~3時間もスマホを眺めていたようですが、最近は1時間くらいになりました。そのぶん本を読む時間が確保できるようになりました。

スマホ時間の減らすために、最近は、iPhoneのカラーフィルタをオンにしています。カラーフィルタをオンにすると、画面の中がすべてモノトーンの表示になるので、スマホから脳への刺激が減って、必要以上に眺めなくてもよくなると『スマホ脳』に書いてあったことを思い出したので。


6 ご自愛グッズ

わが家にある、お気に入りのご自愛グッズたちを紹介します。

1 おいしいクッキー

職場に差し入れとして置いてあったクッキー。
あまりにもおいしいので、自分でも買っちゃいました。これを買い置きしておけば、いつでもおいしいお菓子が食べられるのです。
バターたっぷりで、口の中でほろほろするスコーンのようなクッキーです。
カルディで売ってます。

2 暮らしをつくるノート

暮らしを見つめ直したいと思っていたタイミングで、このノートを購入しました。

ノートに書かれた質問に答えるうちに、少しずつ自分がどんな暮らしをしたいのか見えてきました。
そして、それは、どこか遠い未来の暮らしではなくて、取り入れようと思えばすぐに実現できるものも意外と多いな、ということに気づけました。


3 ジャム

お家においしいジャムがあると、暮らしが潤うと思うのは私だけかしら。

手作りのジャムももちろんおいしいのですが、この前軽井沢に行ってきたときに買ったジャムがとてもおいしくて。

軽井沢では、夫とひとつずつジャムを選びました。私は、イチジクのジャム。夫は、ゆずのジャム。

いちじくのジャムは、ヨーグルトに入れたり、夫がつくってくれたスコーンと一緒に食べました。


いちじくジャムヨーグルト

ゆずジャムは、一昨日開けたばかり。はちみつとしょうがと混ぜて、お湯を注いでゆず湯にしました。パンにクリームチーズとゆずジャムをのせて食べるのもおいしそう。


4 ハーブティー

生理痛がつらいとき、ハーブティーを飲みます。
カフェインがとれないときにも、おいしいお茶を楽しめるし、これを飲むとじんわりと身体が温まってほぐれていくような気がします。

ガラスのティーポットで淹れると、花びらがポットの中で舞って、目でも楽しめます。

蓋が茶漉しになっているガラスのティーポット


5 バクちゃん

無印のお店でひとめぼれしてしまった獏のぬいぐるみ。

ずんぐりしたフォルム



かわいいだけでなく、実用性もありまして、夜はこれをむぎゅっとするとよく眠れるし、家でパソコン作業をするときに、腰のそばにおくといい姿勢が保てます。

たまに夫がこれをハグしながらお昼寝しているときがあって、とてもかわいいです。


6 マティスのポスター

数か月前に美術展で買ったものですが、買ってよかったなと思っているものです。

ふと目を向けたときに、美しいものが目に入ってくると心が安らぎますね。

引っ越してから、部屋を彩るものをあまり買っていないですが、ソファーを置いて、読書スペース兼映画鑑賞スペースをつくりたいなと考えています。


7 お気に入りの洋服

あまりおしゃれに関心のない私。

洋服屋さんでかわいいなと思う服があっても、せっかくかわいい服を買ったってどうせ着るのは私なんだよな、とどこか卑屈になりがちです。

でも、今年の夏に、かわいいと思ったワンピースを2着買いました。
セールになっていたわけではなく、ただかわいいと思ったから。

シャツのような襟で細いベルトのついた淡いブルーグレーのワンピースと、クリーム色の地に繊細な植物模様の入ったシフォン素材のワンピース。

かわいいお洋服があると、その服を着ない日も、クローゼットの中で見かけるだけで、ちょっとうれしくなります。

いつもなら、セールになってから買う私ですが、今年の冬は、もうお気に入りの服を手に入れました。

袖がふんわりしたセーターと、濃いグリーンのロングスカート、やわらかな生地で腰の部分に金色のボタンのついたグレーのスカートです。

お気に入りの服があると、これを着てどこに行こうかな、だれと会おうかな、と自然に考えていて、いつのまにか気持ちが明るくなります。



以上が、最近のわたしのご自愛方法とご自愛グッズの紹介です。

はじめたばかりのご自愛ですが、少しずつ心も身体も軽やかになってきたような気がしています。

ときには、つらく苦しい鍛錬の先に実る成果を求めることも必要かもしれませんが、長い目で見ると、やるべきことをつづけていくためにも、健やかさを保つことは大事なんじゃないかなと思うようになりました。

努力しているつもりで、自分の力量を見誤って、思い詰めて、ポキリと折れてしまった過去の私を思い出しながら。


最近は、日に日に寒くなってきて体調を崩しやすい時期ですね。
そして、年末にかけてやらなければいけないことも増えてくる時期かもしれません。

でも、どうか無理はなさらず。

みなさまもご自愛くださいませ。

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