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まちづくりにおける催事(いわゆる”イベント”や”祭り”)の本質を考える

先日、まちづくり活動でしばしば好まれる催事の効果に関して質問された。ここでいう催事というのは、ステージが有り、飲食や物販や体験などができるブースが多数ある、期間限定の特殊空間のことである。

しかし、この催事のまちづくりにおける効果は案外言語化されていない。特に恒例化して「第何十回」みたいな話になってくるとそもそもその効果を問う事自体が忌避されるようになるらしい。で、狙う効果を言語化していないので、アンケートなどの形で定量的な効果測定も十分なされない。

そこで、催事の効果をGeminiに列挙してもらうと、情報の発信による認知度向上、顧客のロイヤリティ向上、潜在顧客の開拓、マスメディア掲載、従業員の満足度向上、住民の交流機会の提供、などが挙げられている。

なるほど、確かにこれらの効果はあるのだろう。しかし、催事というのは実はある一つの本質を持っていて、これらの効果は派生的な現象なのだということにGeminiは言及しない。

なので、Geminiに催事の本質とは何かと聞いてみると、

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