時間の流れ方について
誕生日から毎日、短くてもいいから文章を書こう、と目標を立てていたというのに、そんなことすっかり忘れていて。誕生日から3日経過した、真夜中の湯船で、私はそのことを思い出した。
湯船の中、私はクレンジングオイルを顔に塗りながら、半分眠りかけていた。半ば夢に入りかけていた私の頭の中では、なぜか作品もほぼ読んだことのない芥川龍之介の顔が浮かんでいて
「遊び人だったのってこの人だっけ?」
と、謎に太宰治と情報がごっちゃになっていた。そして、あーやばい、何も書いてない。と気づいて、ハッ