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柔らかい言葉は誰かへのラブレターで出来ている

毎日一通かならずラブレターを書いている。
宛先は最初からは決まっておらず、その都度出す相手を決めている。
でも大抵はその時、心の半径1メートル以内にいてくれる誰かに宛てることが多い。

宛名は、書かない。

大切なのは「やりたい」ではなく「できる」と自分で決断すること。どうやってやるかなんてその後から考えればいい。その瞬間から夢は夢でなくちゃんと触ることができる現実になるから。


だって大変だから。新しいジャンプは怖いから。描く夢が大きければ大きいほどに、私たちの頭や心は「不安」という種を植えて挑戦を妨害しようとする。だけれどそれでも夢を追い続ける勇気があれば。すべての夢はきっと叶う。だから負けないで。


いきなり大きな事をしようなんて思わなくて良くて。朝あと10分早く起きるとか、英単語を1日1つ覚えるとか。そんなちいさな事からでいい。大事なのは続けること。そしてもっと大事なのは、それが今日の自分より明日の自分を、3ヶ月後の自分を、1年後の自分を。もっと好きになる為の一歩だと知っている事

届けたい相手が「いいね」をしたらにまり。わたしの中での配達完了のサイン。

一日のはじめに、実は苦くてあまり飲めないくせに、格好つけて毎回淹れてしまうちょっと苦めの珈琲をちびちびとすすりながら「今日はあの子に書いてみようかな」なんてぽんわり想いを馳せる時間がとても好きだ。


「選ぶ言葉が柔らかいですね」
「やさしいですね」
と声をかけてもらう機会が多くなったのは、こうしてラブレターを書くようになってから。

多分相手の顔を思い出しながら綴るからだろう。ぬくもりは言葉をふうわりと優しく丸くするし、凝り固まっていた心も、春水のように解けていく。

世の中で「心に響く」と言われ愛されている歌も製品も本も。きっとこうやって、特定の誰かに向けられた想いからできているのだと思う。

欲張らずに。あなたが届けたい”誰か”とそっと手をつなぐように。
きっとそれは空気と共鳴して、より多くのひとの心を震わせるラブレターになるから。

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