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強いライオンになりたかった

唐突に動物になりたい…という話ではなく。

私は。強い人に憧れていました。

私が落ち込むようなことには一切動じないで、私が疲れてヒーヒーいいながらやってることを、息を吸うようにやってしまう人を、羨ましい…と思っていました。

しかし、30年以上も生きていると、自分ではない誰かになりたいという気持ちは不毛であると薄々気づいてきます。
もちろん憧れの誰かに近付きたくて努力することは素敵な事だと思います。そこと切り分けてもあくまで自分は自分でしかないのです。

自分の強みを活かせばいいんだといった話ではよく「ウサギはライオンになれないし、ウサギの特性を活かしたらいいんだよ…」みたいな話もあがります。

それは確かに仰るとおり、ウサギはライオンにはなれません。
しかしよくよく考えると、私は人間という種族の中でもよりいい人間になりたかったのかもしれません。

ライオンの中でも強いライオンになりたい。
弱弱しく控えめなライオンではなく、生存競争に勝ち抜くような強いライオンになりたかったのではないか。それでもそんなつよつよなライオンになれないからギャップに苦しんでいるのでは…などと思いました。

人間っていう同じ種族の中だから、ある程度努力とか意思によってどうにかできそうだなと思ってしまうので。

弱いライオンができること

とはいえ、色々がんばってみた上で「やっぱ無理だよな~!」と気づかされました。
努力でどうんか矯正できている部分もありますが、あくまで私の苦手なことは苦手なままで、「どうにか頑張ってやっている」レベルなのです。

たとえばですが、私は外に出るのにものすごくエネルギーを使います。
外に出ると楽しいこともたくさんあるし、元気がある時はぐんぐん色々なところに行けるし、活発になります。それはそれで楽しいのです。
つよつよライオンに憧れて活発に動くターンがあってもいいと思います。

しかし人よりもものすごくエネルギーを使うので、同じ行動をしてても急に「疲れた…」とへばったりします。急に。

それは良い悪いとかの話じゃないし、なぜだ…と思うときもありましたが「ただそういうもんなんだ」と思うようになりました。

色んな事に勝手に気を使い過ぎて勝手に自爆していることもしばしば。人よりあらゆることにおいて疲れやすいのなら、自分に合うペースを見つけて休み休み頑張っていくしかありません。

こんなことでへとへとになってと思うこともありますが、それも含めて自分です。自分の性格やら性質とじっくり向き合って「あー、そろそろパンクしそうだな」と思うときは「無理だー!」と助けを求めます。

そのために人は言葉があるなと思いました。助けてー!と伝えられます。

よわよわライオンにできることは、自分のペースを大切にしながらがんばることです。ひとりだとよわよわですが、誰かの助けを借りることで、(ちょっぴりつよつよライオンにはなれます。
そうして、自分のやりたいことを叶えていけばいいなと思いました。

そんなことを考えるなどした土日でした。
自分のことをもっと観察していきたいと思います。もっと知っていきたいですねえ。

それでは!

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