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Let me try - 将来の自分への投資-

能力が大きいか?努力が大きいか?



「外国語の上達って、もともとの能力が占める部分が大きいんですか?それとも努力が占める部分が大きいんですか?」この質問を受けるたびに、「努力なしで上達する人は見たことがないです」と答えている。外国語がある程度のレベルで出来る人の共通点は、自分なりの目標設定をしている人が多い。そしてその目標に向かって、コツコツと努力している人がほとんどだ。
「コツコツと努力なんて・・・」と思う人がいるだろうけど、「これなら出来る」という手軽なことから始めればいい。
例えば、通勤や通学中にポッドキャストを聴いて外国語に触れる時間を持つとか、SNSで学んだ単語を何度も練習するとか、無理のない設定をすればいいのだ。

「自分には無理、出来ない」というマインドセット


英語には「マインドセット」という言葉がある。過去の経験で培われた個人的な先入観、固定観念という意味で、よく使われる。「コツコツと努力なんて・・・」という後ろ向きな考えの人は、「外国語の上達なんて、自分には無理。出来っこない。」というマインドセットに囚われていることが多い。
過去のトラウマ的な経験で、「どうせ自分なんて・・・」と考えてしまう人が多いように感じる。そして「うまくいかなかったらどうしよう」という、結果を気にし過ぎる傾向が強いと思う。

良い結果が出せれば、もちろん素晴らしい。今までの努力は無駄じゃなかったという、喜びや嬉しさがある。そして自信にも繋がる。それでも時には、思ったような結果が得られない時もある。
その時に「あー、自分にはやっぱり無理だったんだ」「努力が無駄になった」と失敗や後悔というマイナスで考え続けるのか、「これだけ頑張れた」「今までの自分から考えられないくらい、一生懸命に取り組めた」というプラスで考えるかで、自分のマインドセットが違ってくるはずだ。

時間の使い方 - 先延ばし vs 将来の自分への投資 -


そして時間の使い方って大事だな、と最近よく思う。SNSや動画を見たりゲームを始めると、あっという間に時間は過ぎてしまう。日常のストレスを忘れるくらい、没頭してしまう時もある。
でもですね、そのあっという間に過ごした時間は取り戻せないのです。わたしもずっとスマホやパソコンで、ダラダラと過ごしたことは何度もある。そしてふと思ったのが、「ずっとこんなことをしていても、他にご飯を作る人いないよね。後片付けする人もいないよね。洗濯物は?掃除は?」と、延々と浮かんでくる問いかけに「じゃこの辺でやめとこうかな」「あと5分で切り上げようか」と自分に問いかけていた。
ついついダラダラすることで、「やっておこう」「やらないといけない」ということが先延ばしになってしまう。
時は金なり、早起きは三文の徳という諺があるけど、時間をどう使うのかも大切な要素だと思う。語学の勉強だけでない、家事でも翌日の準備でも、ちょっとした時間の使い方で、「こんなに時間が経っていた」か、「将来の自分への投資」かとなるかが違ってくると思う。

完璧でなくていい、とりあえずやってみる

「自分への投資」なんてすごく重いし、しっくりこないと思うかもしれない。大げさに聞こえるかもしれない。ひとつ言えることは「完璧にやる必要はない」ということ。トライアンドエラーで、自分に合うやり方を見つけていけばいい。
個人的には、'Let me try' という感覚を忘れずにいる。「結果をとらわれ過ぎずに、まあとりあえずやってみようかな」と感覚。上手くいくかわからない、満足出来る結果が出せるかなんてわからない。「これ無理でしょ」「いや、わたしには・・・」よりも、「とりあえずやってみて、ダメなら別のやり方を考えよう」と思っていた方が、結果オーライだったりする。完璧でなくても、大丈夫。とりあえず、自分が出来る範囲で始めてみることが大事なのです。



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