見出し画像

足助のおばさんと介護 79

今日、父が「リザーバー」という処置を受けました。主治医は、簡単にできると言っていましたが、実際には、局部麻酔で1時間ほどかかり、父は少しくたびれた様子でした。

埋め込んだリザーバーは、すぐに機能するわけではなく、しばらくは点滴も続きますので、父は今、チューブにつながれた状態になってます。本当に重病人のようになってしまいました。

これが回復する方向なら、冗談にもできるのですが、父の場合は冗談ではすみません。リザーバーは、回復したら自宅でも注射ができるようになるらしく、説明書ももらいましたが、本当にそんなことができる日が来たら、母はどれだけ喜ぶか知れません。(2013年12月20日 記)

今日、夫が父の見舞いに来てくれました。父は、その1~2分の間だけ、普通に会話をして、私は夫を病棟にある休憩所のようなところへ連れて行きました。

父は、普段はもう、さっきのような会話はできないこと。リザーバーのこと。母は、今日は自分が診察してもらうために、別の病院へ行っていて、今日は、体を休めるため来ないこと。etc.

夫は、沈痛な面持ちで頷いて、実家で落ち合うことにして、それぞれの車で病院を去りました。

私は、母に頼まれた買い物と、看護師さんが、下着は、半袖・前開きのものがよいと言っていたので、そのような下着を近くのスーパーで買い求め、夫より一足遅れて、実家に到着しました。

母も、さすがに親戚にも知らせないわけにはいかないと思ったようで、北海道の親類から、頻繁に電話が来るようです。そういう煩わしさを嫌って、私たち家族だけが名古屋へ来たのですが、結局は親類とは縁が切れないもののようです。

夫と、姑が別々にお見舞いを包んでくれたので、母は大金を受け取って申し訳ないと言っていましたが、洗濯機を買うくらいなら現金が欲しいと言っていた母ですから、内心はほっとしているはずです。

父はまだ、退院したら年賀状の代わりに出す退院挨拶の版画の構想を持っているらしく、病院にも飽きたなあ、などと申します。もう、そんな手の力もないのですが。(2013年12月21日 記)

(元ブログ リザーバー: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)見舞い: Here Come the 足助のおばさん (asukenoobasann.com)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?